そういえば。
むかしむかし。
といっても4・5年前。
自宅で倒れて意識はあるが変な父をみた家族が動揺し、近所の私に救急車を呼ぶかどうか出動要請があった。
見てもわかんないので救急車を呼んだ。

※見てもわかんないの程度とは
両親が認知症なので、救急に関する知識は年に1度は更新してきた。
両親が病気で通院するのは大変な労力が伴うので、健康管理、症状の小さな変動幅の私なりの基準は持っていた。
また、父の脳卒中から救急に関する知識はあり、母が痙攣で倒れたことがあるのでそちらの知識もある。

救急車が来るまで、その他の項目をネット検索したり、からだを触ったり様子を見たりしても、引っ掛かるところがない。
しかし、父の様子は何かおかしい。

わーわー喚いて暴れるが、おそらく転倒したとき打撲した背中や足腰を痛がってバタつかせて話がまともにできない。
ショック症状のような。
ちょっとイッちゃってるような。

大きな病院に父の脳の主治医がいるので、救急隊員にはそこを指定し搬送。
精密検査の結果、脳でもなし、痙攣でもなし、出血もなし、血圧も安定で病院もお手上げだった。
真夜中に突如意識がはっきりした父は、何も覚えていないらしい。
そして怒りだす。
「暴れそうだから早く連れて帰らなきゃなのか?」
と思うと案の定、担当してくださった医師に「主治医にも確認しましたが異常はないので、帰っていいですよ。」
と言われ、タクシーで父と帰宅。
翌朝もう一度聞いてみたが
「キョトン」

あれはなんだったのか?
謎のままである(笑)