終活ワークショップに定期的に参加し、エンディングノートを書いて3年。
「終活なんて早いでしょ!」と両親世代の方々にはよく言われます。
けれど、わたしは40代のうちにエンディングノートを書いて本当に良かった!と思っています。
 
それは、社会人になってすぐ父が脳卒中で倒れたり、母が若年性アルツハイマーの症状があらわれて、20年以上両親と家族に寄り添って生きてきたから。
大学を卒業してやっと地元を離れ、夢見て都会に出て、結婚しても仕事を続け、あれこれやりたいことがたくさんありました。
けれど地元で長女として家族の裏方の長となるべく厳しく躾けられたので、その無意識の刷り込みと縛りにがんじがらめになっていたことに気づかず、大阪で結婚したのに鹿児島に戻ってきてしまいました。
それは自分で覚悟を決めて戻ってきたはずでしたが、心の奥底にはもやもやや違和感がずっとあったとエンディングノートを毎年更新しながら気づいていきました。
 
自分を振り返ったり未来と死を考えながら書くエンディングノートは、自分を記録するツールです。
自分のことを書くことで自分を客観的に見ることができるようになります。
親の日常生活を支える介護をすることで、自分がやりたいことや思いが見えなくなったり、ストレスでどうしようもなくなったりしました。
そんな時、エンディングノートを見返してみると、前向きになれたり、もっと今の自分も楽しもうと思えるようになりました。
そこから、好きなことを探したり、思い出したりするうちに、たくさんの人につながることができ、人生がリスタート。
このエンディングノートを書くために終活ワークショップに参加したことで、わたしのそれまでの介護人生を肯定的にとらえられるように。
自分の介護経験をいかすために肩書きを考えセルフマガジンという冊子も作りました。
 
それがご縁で、お仕事を頂いたり、お話をしたり、自分のために仕事のために新しい勉強をはじめたり、習い事をはじめたり。
どれもエンディングノートのじわじわ効果効能と言えます。
 
自分のことが嫌いで自己肯定感が底辺だったわたし。
今や自分のことが大好きで、写真や動画で自分を見るのが好きになりました(笑)
休むことに罪悪感を抱くことはほとんどなくなり、人と自分の境界線をしっかり自覚しています。
わたしにとってエンディングノートを書いたからこそ、自分の本気の人生がスタートしたよう。
日々充実していると感じることが多いし、ささいなことに幸せを感じて嬉しくなります。
 
ただし、エンディングノートを書きはじめたとき、書けないときは苦しかった。
人生の棚卸をしてあまりにも自分の理想とかけ離れていたことがショックだったのかもしれません。
けれども、その中にも喜びがたくさんつまっていました。
人の記憶は、ネガティブなことの印象が強い。
それを実感しました。
これまでも不幸だったわけじゃない。
幸せを忘れていたり、きづいていなかっただけでした(笑)
 
というわけで。
エンディングノートを書いたことがない方は経験してみるといいと思います。
そして書き方がわからないという方は、ぜひ櫻木よしこさんの終活講座各種を受けて目から鱗をぽろぽろこぼしてください(笑)
終活を構えることなく発展的にとらえ、より豊かな人生をおくるためのリスタートをきること間違いなしです。
 
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【お知らせ】
9月24日(月・祝)11:30-18:00
鹿児島市天文館ルミエル-Lumiere-2階
イベント
「こころ・からだが潤う時間(トリートメントでハッピータイム♪)」
に「アクティブ・カラーセラピー」で出店します。

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松元佳子
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