誰かに誘われて出かけるという受け身の参加ばかりしている自分に気づいた。
「あれ?おかしいな!」
誰かを誘って一緒に何かをするということを忘れたのはなぜだろう?
もともと、誰かを誘ってあれこれ提案したりされたりするのが楽しいわたしだった。
食事も遊びも旅も。
ただ、一人行動もラクで好き。
それが今はどうだ?
夫は別として。
妹たちでさえ、めったに誘っていないじゃないか!
なぜ?どうして?こうなったんだろう?
母が徘徊をするようになった頃だ。
家族を取りまとめる役割はわたし。
母の徘徊で、足の悪い父、要領を得ない話をする父のかわりに状況を理解し説明したり、妹たちと連絡を取り合って段取りしたり。
不安という怖れに取りつかれて衝動的に走り出して外に出てしまう母。世間の皆様のお世話になったり、警察のお世話になったりする母。
いつ父から母がいなくなったという連絡の電話がかかってくるかわからない。その時、状況を把握して指示をだす判断をするのはわたしだ。もしも私が判断を間違ったら、とんでもなくややこしいことになるし、母の命さえ危うくなるというプレッシャーがあった。
その脅迫観念たるやいま思い出しても背筋が寒い。
それからだ。安易に人を誘えなくなったのは。
母や父のもしもに備えておく必要に迫られたから。
わたしが居ないことで妹たちに与える重圧は半端ない。
子どもの頃から長女としてわたしだけ厳しく躾けられ、家族を支える役割を与えられてきた。
そんなわたしと妹たちでは、同じ出来事でも向き合う姿勢が違うし、プレッシャーも違う。
そしてわたしが家族に指示をだすのだから、私の遊びごときで迷惑をかけられないというのもあるし、また友達や知り合いにも誘っておきながら急にキャンセルしなければならない事態になるのは申し訳ない。
両親を在宅介護していた時期は、「急な○○」は日常茶飯事で両親の生活に縛られていた。
自分の時間を作るのも、周囲に根回し、段取り、連絡、あらゆる保険となるようなルートをいくつか用意しておかなければならず、大変だった。
でも今は、両親は施設暮らし。
もう大丈夫だ!
わたしらしさを取り戻そう!
一緒に○○しませんか?(笑)
【お知らせ】
9月24日(月・祝)11:30-18:00
鹿児島市天文館ルミエル-Lumiere-2階
イベント
「こころ・からだが潤う時間(トリートメントでハッピータイム♪)」
に「アクティブ・カラーセラピー」で出店します。
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松元佳子
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