明日は父の日。
三姉妹揃って両親の施設を訪問。
父との会話集。
妹次女:お父さん、明日は何の日か知ってる?
父: 父の日
三姉妹:おぉ~スゴイ‼お父さん!正解‼
妹次女:お父さん、なかなか会いに来れなくてごめんね!
父: よかと!今日会いに来てくれてありがとう!
以前の寂しがり発言ばかりのネガティブな父からは想像できない言葉に三姉妹は感動。
車椅子を歩行器がわりに父と歩行訓練中、両親の部屋の前にさしかかったところで。
父:我が家が見えてきた!
私:我が家に帰る?
父:疲れたで帰っど。
父にとって現在の我が家は施設の部屋になっていた。あんなにこだわった自宅をもはや思い出せない。そういえば父、おととし施設から通院しての帰りに自宅前を通ったのに、自宅を覚えていなかったのでした。
今思えば、父らしい。
こだわるのは持ち物なのではなく、薄れ行く記憶や失われつつある健康に対する不安や恐れを象徴し転化する大切だと思っていたモノへの執着心。
それは父だけではなく私も同じだな。
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松元佳子
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