例え認知症の両親でも、家族は普通に会話しています。
話題といえば共通の昔話。
これが想像以上に盛り上がります。
認知症の親との会話に困ったら、懐かしい昔話をしてみましょ。
意外な事実が発掘されます(笑)
母の誕生日に夫と三姉妹で両親の暮らす施設を訪問したときの会話集。
①あいさつ代わり父の適当発言編
妹三女:お父さん、今日何の日か知ってる?
父:父の日!
妹三女:お母さんの誕生日だよ!(笑)
全員から笑いをとる父。
家族というのは、しょうもないことで爆笑できるものです(笑)
ここでしらけてしまったあなた!
認知症介護ではしょうもない笑いに敏感になる能力が超重要スキルです。
今日今からスキルを高めましょう!(笑)
②意外と深いい編
妹次女:お父さんてさ~悩みないよね~~~!
父:悩みのない人なんていないよ!みんな悩みはあっと!
家族:おぉおぉ~~~!さすがお父さん!
③まともな記憶力に驚愕編
妹次女:お父さん、ビールと焼酎だったらどっち飲む?
父:焼酎よ~~~!
妹次女:焼酎(のお湯割り)は7:3?6:4?それとも5:5?
父:6:4よ~!6:4!
妹次女:お父さん知ってた?お父さんが家飲みで酔っぱらってきたら、お母さん5:5とか4:6とか焼酎薄めてたよ~~~!!!
不穏だった表情の険しい母が父の向こうで、声をあげて爆笑している!「あっはっはっはっ!!!」
父:ほんとや~~~!?
なんと!知らなかったのか?!
忘れちゃったのか?!
全員爆笑!!!
私:お父さん、ところでどこの焼酎メーカーの焼酎が好きだったの?
父:白波や無双よ!
(それは銘柄だよ!なんて無粋に突っ込まないことが大事)
家族:えええ~~~~?!そうなの?!覚えてるんだ?!
(無双?家で見たことないけど!その銘柄を覚えているのがスゴイ!と家族は誰も口には出さず!)
父:もちろんよ~~~!
全員爆笑!
まさか父が焼酎の銘柄を覚えているなんて!
父が焼酎はもちろん酒類全般を飲まなくなって30年弱!
恐るべし、焼酎パワー(笑)(笑)(笑)