父のことを書いたら、
母のことを思った。
2012年の今頃、
アルツハイマー型認知症の
当時すでに要介護5の母との夕飯作り。
 
いろんな時間の過ごし方が選択出来て、
楽しむことができるほうを選べば、
自分も母も有意義な時間になる。
 
アルツハイマーの母は、
私にいろんなことを教えてくれる。
 
以下当時の模様。
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からだは健康そのものの母。
その母と一緒に夕飯作り。
実際は一緒に料理は作れません。
気持ちは一緒に作るお夕飯。
 
母は、
気持ちがころころ変わるし、
気になるものもころころ変わるし、
集中力は続かない。
 
茶の間に父といたはずなのに、
からだにしみ込んだ習慣は、
からだを台所にむかわせる。
 
珍しく夕方症候群がなかったので、
一緒に台所に立ちました。
 
といっても、
母はじっとしていない。
 
包丁や煮えたぎったお鍋が
危険という認識もない。
危険物に触ろうとする母に、
私は未然にやさしく笑顔で言う。
 
お母さん、
(この時は「お母さん」と呼びかけたら母は自分が「お母さん」であると認識したのでこの呼び方)
それ(煮えたぎった鍋)触るとやけどするよ。
お手手が溶けちゃうんだよ。
いたいよ~~~、
あぶないよ~~~!
 
そこですかさず、
こどもに教えるときと同様に、
母の手を持って、
お鍋に手を近付けて、
お鍋が熱いということを
一緒に確認。
(すぐ忘れるけど)
 
わたし:
ほら、あついでしょ?
これを触るのは危ないから、やめとこうか?!(にっこり)
母:
あら、ほんとだ。危ないから、やめとこうか?!(にっこり返し!)
 
同じように、包丁も。
すぐ忘れるのでその都度、
このような動作を繰り返し。
 
私がしている動作を母に説明するために、
母の興味をひくよう、
面白おかしくおしゃべりまくる。
 
①母の興味といえば、
「お野菜の彩りがきれいなこと」
わたし:
小松菜の緑の鮮やかさ、
人参のオレンジのさわやかさ、
ほんとにきれいな色のお野菜だね~~!
母:
きれいなのはいいね~!
わたし:
そうだよね~~!
 
②母の興味と言えば、
「味見」
ゆで具合、おだし、調味料の加減。
その都度ごとに、
「これでいいかな?」
と、味見をしてもらう。
喜ぶ母
「美味しいねぇ~~~(笑顔)」
 
はてさて。
家事は効率良くてナンボ!っていうご時世で、
しかしアルツハイマーの母は、
その効率にはついていけないどころか、
効率の意味さえ分からず、
なされるがまま、
なすがまま
に物凄く抵抗してくる。
暴言暴行動で。
 
私の心にゆとりを作って、
台所に来てうろうろする母を捕まえて、
ゆっくり食事作りの時間を楽しんでみる。
こういう日が1日でも多く作れるよう鍛錬しよう。
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松元佳子
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