子どもの頃に住んでいたのは借家で、
小学校近くの戦争で焼け残った家でした。
まるで西郷どんのセットのような家。
 
さすがに縁側には木枠のガラス窓がつき、
土間はありましたが、
さすがに
台所と便所と湯殿は増築されていました。
 
家の裏には井戸があり、
大家のお婆ちゃんの昔話を
野菜の泥を落としながら、
何かしら作業をお手伝いしながら、
聞いたような気がします。
 
あのセットとさほど変わらない暮らしが残っていました。
 
当時、団地や素敵な戸建てに住む友達の家がとても羨ましかったのを覚えています。
 
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松元佳子