年末ということで。
一年の総決算。
ならば、私が恐れている両親の延命治療についての決断について思うこと。
 
おそらく両親のもしもに立ち会う場合、
私が最終的に判断することになります。
それは私自身がもっとも恐れていること。
人の命の判断をするという重さ。
私が決めるの?
 
私自身は、延命治療についてはNOの立場。
特に自分自身につていは。
それでも、もしも実際最愛の人のその時に自分がどんな判断をするかは想像できません。
 
そういう話は家族でしてはいますが、実際現場に際して違う判断をすることもあるというのを知っています。
例えば延命治療をして良かった!という話を目や耳にするたびに。
私が延命治療についてNOの立場である根拠を自分に問う。
延命治療をする状況はさまざまだから。
 
例えば、延命治療をして助かった人が以後20年も長生きして幸せだったと聞いたら、揺らぎます。
そういうことについて、自分に問いかける時間を何度も持ちたいと思う。
年末というのは、もってこい。
 
それで。
周囲の人が命の決断を恐れて私に委ねるとする。
そのとき、私が怖れる正体は何か?
認知症の両親はそれぞれの最後の希望を私に伝えていない。
父にいたっては、そんな縁起でもないことをいうなと怒る。
だからこれ以上聞けないし、聞いても本人が怖れているのでわからない。(たぶん)
それでも定期的に私は聞くと思うけれど。
 
そういうとき、一般的には。
「みなさんどうされますか?」などと医療介護関係者に質問するのではないだろうか?
答えられないとわかっていても。
 
つまり人は周りの人の気持ちを損ねたくない、だからその方法を意識的にまたは無意識に選ぼうとする。周囲と同じではないことに対する怖れが染みついている。
決断するということは、自分自身を表現するということ。
自分だけ飛び出るということ。
目立つということ。
責任を持つということ。
 
もしも自分の生き方に自信がなかったら。
とても耐えられない。
 
みんなあの時こういったじゃない!
だからみんなで責任とろうよ!
なぜ今頃?
みたいに泥沼がやってくるかもしれない。
(それはギッフー)
 
自分の口から言い出すなんてできない。
責任をとりたくないから。
 
とか、そういうことがあるかなとおもう。
あとから自分の感情を無責任に責任を取った人にぶつける馬鹿者がいるから。
 
だから、常に自分に向き合って自分の生き方に自信を持てるように日々先を見、これまでを振り返り、今を見つめることが自分にとって最良だと思う。
 
私が私の生き方に自信があるなら、誰に何をいわれても、決断できず相手に委ねて後悔して逆恨みするような人生にはならない。
 
生きていれば、日々巡り合う事実に翻弄されることはある。
そのことを自分の糧にして、ならば自分は?と考える猶予を与えられたのだととらえ、その気持ちをどこかに書き記し残し伝えておくことは、私のもしものとき私のかわりに私の命を判断しなくてはならなくなった人へのギフトになると信じる。
 
だから。
弱虫にならずに、自分の生と向き合いたい。
それから、他者の生へも向き合いたい。
そして私がさらに向き合うのが、両親にいつか訪れる死。
 
こころの準備はある方が後悔が少ないし、準備があれば自分がしたいことをできると思うのだ。
これが今年のわたしの思い。
 
Effect_20170603_073328.jpg
~~~~~~~~~~
松元佳子セルフマガジン「ハーモニカを聴きたくて」無料配布中
~あなたの家族が突然、認知症になったら~
両親とわたしの歩みとお役立ち情報をまとめた小冊子。
 
IMG_20170617_223414359.jpg
郵送をご希望の方は、メッセンジャーまたはメールにてお申し込みください。
☆の部分を@にかえてメールください。
・申込後1日たっても受付確認の返信がない場合は、再度お申込みください。
<記入内容>
件名 セルフマガジン
内容 郵便番号、住所、氏名、部数
記入漏れがある場合は送付できませんのでご理解ください。
~~~~~~~~~~
松元佳子
認知症介護家族アドバイザーとして「認知症介護の相談」を受付中です。
【詳細】
認知症介護における疑問相談はありませんか?
1)認知症介護相談
20年以上に及ぶ経験から相談者に合わせた提案をいたします。
☑通所介護、介護施設の選び方、探し方は?
☑病院受診のコツ?
☑生活やお出かけなどのお役立ち情報は?
☑認知症の家族との接し方、言葉のかけ方などは?
☑介護する側の気持ちの持ち方、考え方などは?
 
2)(気軽に)雑談形式の相談
☑誰に聞けばいいのかわからない。
☑とにかく話を聞いてほしい。
☑気楽に相談できる人がいない。
☑前向きに介護していきたい。
☑これから両親のことが心配だ。
 
 
〇予約方法
〇メール
☆の部分を@にかえてメールください。
・申込当日中に受付確認の返信がない場合は、再度お申込みください。
 
<メールに記入する内容>
1)件名
「認知症介護相談」または「雑談形式の相談」
2)本文
1.お名前(よみがな)
2.相談内容を具体的に箇条書きでお書きください。
例えば、
・相談したい内容についての現状、状況
・相談したい親(対象者)の性格、生活状況、人間関係、関わる介護や医療関係者(必要に応じて可能な範囲で)
・相談者はこれから現状をどのように改善したいのか?
など。
 
〇料金について
1回 3,000円~
詳しくは、メール時にお問い合わせください。
 
~~~~~~
松元佳子
 
 
☆Instagram
 
☆Twitter
 
☆認知症介護に関するお問合せ
メールアドレス:
☆の部分を@にかえてメールください。