認知症両親に接するとき、あらかじめ気をつけているポイントがある。
それはこれまでの経験から得られたもの。
そのポイントのおかげでコミュニケーションがとりやすくなったり、信用信頼がうまれて日常の動作改善できることが結構ある。
ということで、今回はそのポイントを紹介。
①相手を変えようと思わない
相手は「今のままでよい」ととらえる。
認知症の両親のためを思って、もっともっと!と何かを両親に言ったりやってもらったりと、押し付けたりしてみたものの、そういうことはことごとく身につかず忘れ去られていったから。
人は、「嫌なことはできない」。
だから相手を変えようと思わず、「今のままでよい」そのためには?と考える姿勢が大切。
②相手はこうだ!という思い込みや決めつけをやめる
つまり「先入観を持たない」ということ。
人は変わってゆくもの。
かかる時間に多少の差はあれど、変わらない人はいない。変わるのが自然だから。
変わらないままでいるには、膨大なエネルギーが必要。
だから、思い込みや決めつけは不要。
自分に対しても含め、思い込みや決めつけを手放そう、今すぐ。
例)
決めつけた父:
何をいっても返事はするが、聞いていない。
実際の父:
興味のないことは聞き流している。だから覚えない。
興味のあることは、しっかり聞いている。だから覚えていることがある。
嫌なことは、聞こえないふりをしている。覚える気はない。
今の父はこんな感じ。
前はこんな父じゃなかった。
これからは少しずつ反応は鈍くなっていくだろう。
父の変化を見逃さないためにも思い込みや決めつけはいらない。
③相手の様子を五感を使って徹底的に観察する
相手の様子から
「同じこと」と「違うこと」と「その原因は何か?」
五感を使って徹底的に観察し読み取る。
目の色、輝き
顔色、表情のかたさ
声の大きさ、はり、滑舌
手足の動き
からだの硬直具合
皮膚の感じ
様々な反応のスピード
などなど
観察したことから相手にとってのベストを引き出す。
そこに信頼関係が生まれ、作業の効率化につながる。
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