先日のブログ 「認知症両親の介護 週末家族時間に検証した母をスムーズに誘導する方法」。
これまでの検証があるから、導き出せたこと。
それを導き出すには、根気よく丁寧に観察し実験してみるしかない。
そういう相手をきちんと見て受け止める姿勢が大事。
 
というのは、両親に限らず認知症の人を誘導するというのは、実はかなり難しい。
そういう施設で働き勉強したことがある人でも、相手の気持ちがわからない人や理解しようしない人と仕事だから仕方なくしている人は、両親の介助にかなり苦労している。
 
なぜか?
そういう人は、相手の都合を考慮せず、自分の都合を押し付けるから。
 
そもそも認知症になる人というのは、個人的な見解では自分の本心からかけ離れて本心を抑圧して(押し殺して)他人中心の生活(仕事も私生活も)をしてきた人。
生活のための仕事や子どものため親のために自分のやりたいことを我慢して生きてきた。
そうせざるを得なかった。そんな人たち。
 
だから自分と同じように感じる人は嫌い。
自分が思う自分の嫌な部分をたくさん持ってる似た人って嫌いじゃない?
 
自分がまだしっかりあるうちは、自分のことを察してほしいと思っている。
そして自分がわからなくなってくると、不安や恐怖に終始奪われているから、その不安や恐怖に関心や理解を示せない人を信用信頼できないと思っている。
 
ということで。
1対1の誘導に母が応じてくれないとき母をスムーズに誘導するためには、母が「今何を感じているのか?」ということに注意を向け観察する。
 
まずは、身体の状況。
痛いところはないか?
(体、手足腰など)
具合が悪いところはないか?
(病気や気分など)
気持ち悪いところがないか?
(傷などの処置している場所やおむつなど)
次に環境。
室温湿度など。
幻視などの症状。
一緒に行動する人との相性。
などなど
 
こんなことをひとつひとつチェックするのは難しいと思うかもしれないけれど、慣れたら直感のようなものが働くようになるので一瞬で理解できることが多い。
 
この「今感じていること」では、体調がいちばんの曲者(笑)
認知症両親の健康管理は必須。
安定した健康状態であることが、介助が楽であるということ。
 
普通に暮らしていても、
痛みや体調が悪い人とコミュニケーションとるのは、気を遣うもの。
それと全く同じ。
 
認知症の両親が「今感じていること」は、不安定な精神状態(不安や恐れ)で不快なことが多い。
だから常に気にかけて声かけをする。
それだけで、関係はスムーズになる。
 
その時注意しなければならないのは、両親が私に依存しないようにすること。
依存は甘えを生み、その甘えが病気になって現れたりする。
いろいろ経験してしんどかったしびっくりしたことは依存!
 
相手の依存誘わないように。
相手を自分に依存させるというのは、慢心。
相手を自分に依存させるということは、自分もまた相手に依存しているということ。
お互い自律できるように、自分の得た情報を周囲と共有していくことでそれは解消できる。
 
そうすれば、誰でも両親の信用信頼を得てスムーズに誘導できる。
と、私は思っている。
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