認知症両親の介護をするようになって、相手を待つ時間は相手に対して想像力を働かせる時間だと感じるようになった。 
 
 待つといっても、待ち合わせの時間に遅れてくる連絡なしの相手を待つのとは違う。

例えば、歩く速度が幼児よりも遅い父と歩くとき、私が父の手を引いて引っ張るようにせかしながら歩くのではなく。

父が自分のペースで歩けるように、
前後の危険を言葉で父に伝えながら、
父の横よりは少し斜め後ろを、
いつでも手を差しのべられるように
父のからだのバランスに注意しながら
のんびり歩く。

そんな簡単な事とあなたは思うだろうか?

しかし、相手のペースつまり幼児よりも歩みの鈍い父のようやく一歩ずつを踏み出す速度に合わせて歩くのは、根気と集中力のいる「待ち時間」なのだ。

そのようやく踏み出す一歩が父にとってどんな痛みがあり、
重く思うように前にでなくて歯痒く、
どんどん横を人が通りすぎるのを感じながら、
精一杯踏み出し続ける一歩一歩だろうと想像する。

相手が何をどんな風に感じているのか?
ちょっと立ち止まった時に、どんな声をかけるのか?
目標まで励ますのか?
ただひたすらに寄り添うのか?
おしゃべりをしながら気を紛らわせるのか?

相手の様子に意識を集中する時間。
ただぼんやりと待つのではなく、想像してみるとき、自分とは全然違う異なる状況の相手を待つことは相手を受け入れ、自分の思い込みの枠が少しずつはずれていくことだと思うのだ。
それは、私にとってちょっと素敵なこと。

Effect_20170603_073328.jpg
~~~~~~~~~~
松元佳子セルフマガジン「ハーモニカを聴きたくて」無料配布中
~あなたの家族が突然、認知症になったら~
両親とわたしの歩みとお役立ち情報をまとめた小冊子。
 
IMG_20170617_223414359.jpg
郵送をご希望の方は、メッセンジャーまたはメールにてお申し込みください。
☆の部分を@にかえてメールください。
・申込後1日たっても受付確認の返信がない場合は、再度お申込みください。
<記入内容>
件名 セルフマガジン
内容 郵便番号、住所、氏名、部数
記入漏れがある場合は送付できませんのでご理解ください。
~~~~~~~~~~
松元佳子
認知症介護家族アドバイザーとして「認知症介護の相談」を受付中です。
【詳細】
認知症介護における疑問相談はありませんか?
1)認知症介護相談
20年以上に及ぶ経験から相談者に合わせた提案をいたします。
☑通所介護、介護施設の選び方、探し方は?
☑病院受診のコツ?
☑生活やお出かけなどのお役立ち情報は?
☑認知症の家族との接し方、言葉のかけ方などは?
☑介護する側の気持ちの持ち方、考え方などは?
 
2)(気軽に)雑談形式の相談
☑誰に聞けばいいのかわからない。
☑とにかく話を聞いてほしい。
☑気楽に相談できる人がいない。
☑前向きに介護していきたい。
☑これから両親のことが心配だ。
 
 
〇予約方法
〇メール
☆の部分を@にかえてメールください。
・申込当日中に受付確認の返信がない場合は、再度お申込みください。
 
<メールに記入する内容>
1)件名
「認知症介護相談」または「雑談形式の相談」
2)本文
1.お名前(よみがな)
2.相談内容を具体的に箇条書きでお書きください。
例えば、
・相談したい内容についての現状、状況
・相談したい親(対象者)の性格、生活状況、人間関係、関わる介護や医療関係者(必要に応じて可能な範囲で)
・相談者はこれから現状をどのように改善したいのか?
など。
 
〇料金について
1回 3,000円~
詳しくは、メール時にお問い合わせください。
 
~~~~~~
松元佳子

 
☆Instagram
 
☆Twitter
 
☆認知症介護に関するお問合せ
メールアドレス:
☆の部分を@にかえてメールください。