で「自分の感情を我慢するのではなく、口に出して両親に言うようにしているうちに徐々に怒りや憤りの感情が緩んでいきました。」と書きました。このことについてもう少し具体的に書いてみます。
わたし自身は、親がボケてしまってからしかできなかったことですが、ボケていてもいなくてももはや親がいなくなっていても、できることだなと今は感じています。
親に対する子どもの頃自分が感じていた正直な自分の気持ちを言うにあたって気をつけること。
・話しの流れが自然である。
・昔話思い出話をしながら話す。
・マイナスな感情は言葉を選んで小出しにする。
・一度にしゃべりすぎない。
その時に自分ばかりが話すのではなく、親は自分の親に対してどう思っていたか?一緒に聴いてみる。自分だけでなく親も正直な気持ちを口にすることができたら、一緒にちょっとずつ呪縛から解き放たれるかもしれない、そう思います。
そして、ここで聴いた親の話はもしもに備えて記録しておく。
そうして自分の気持ちと書き比べてみる。どこかリンクしていたりしませんか?
親から受け継ぐのはトラウマもだったりして。
そういうことに気づくと、ちょっと気が楽になるような(笑)
私の場合でいうと、母はわたしに母と全く同じような生き方を無意識にコピーしようとしていたと思いました。母の母は、母と真逆だということもわかりました。分析してみると案外面白い。
その背景に大きな影響を与えたのは戦争だったり。地域の特性だったり。
父は自分の思うように生きたくて、そのために自分の要求は親に対しても子に対しても非常にストレート。でも子どもの頃大病したことが変な風に身に沁みついていて、自分が特別扱いされていないと嫌だとか。そして父と父の父もまた正反対。自分のルーツを性格でたどってみるのは私にとって興味深いことでした。
そうして幼いころから我慢ばかりしていた母はボケ、母に我慢を強いてきた父もまた母のために我慢した結果ボケた。
「我慢なんてするもんじゃない!!!」
我慢していることは、口に出して相手がいるなら相手に、直接言えないなら安心して話せる人に聞いてもらう。誰にも言えないなら、気持ちを書きだしてみる。
とにかく自分の中にため込んじゃいけない。
大事なのは、我慢しなくていい方法を積極的に考え実行する(試行錯誤してみる)。
こうして自分と向き合ったら、我慢しすぎてきた自分がいて、我慢しないことを学ぶ結果となりました。我慢しすぎてきた私にとって、我慢しないというのは結構難しかったりする(笑)我慢しないということにストレスを感じたりして(笑)うまく表現できない自分にイライラしたり、それがまた「えー!私ってこんなんだった?」という新発見。面白いです。
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松元佳子
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