今週は三姉妹揃ったので家族水入らず。
会うのが今週3回目の父はご機嫌。単純だ(笑)
しかし母は、拗ねている。
会えない時間が長いと怒った表情でなかなか口をきいてくれない。
近寄ってちゃんと挨拶して前回の面会から今日までの日常を報告したところでやっと表情が緩む。
私が母だけをみてしゃべりかけないと、とたんにつまらなそうに横を向いて、独語が始まったりする。手を握って頬を寄せておしゃべりを聴くと母はようやく安心する。家族の誰かを独占したいというのが母の生まれてからの一番の願いなのだろう。
私が母だけをみてしゃべりかけないと、とたんにつまらなそうに横を向いて、独語が始まったりする。手を握って頬を寄せておしゃべりを聴くと母はようやく安心する。家族の誰かを独占したいというのが母の生まれてからの一番の願いなのだろう。
だから一緒にいる時間は、なるべくそうする。
そんな母は自分の気持ちが満たされるまでは私が何回
「そろそろ用事があるから帰ってもいい?」
と聞いても、首を縦に振らずにスルー。
母に日常のあれこれや家族の様子をしゃべりまくり、体操したり、廊下のお散歩をたっぷりと楽しんだな~ってこころから思えた時、
「そろそろ用事があるから帰ってもいい?」
って聞くと、母は首を縦に振って頷いてくれる。
なんでもわかってるとしか思えないこの頷き(笑)
相手の気持ちになってとは言うけれども、ここまで母を理解できるようになるまでは大変だった。
相手の気持ちになるといっても、自分が思う相手の気持ちは、どこか自分の気持ちでしかないことが多い。結局は自分の気持ちではあるのだけれども、自分の経験上きっとわたしだったらという軽~い気持ち。
けれども私の思うアルツハイマーの母の気持ちになるというのは、母の生い立ちや性格や育った家族内での役割、大人になってからの傾向私が子供の頃の母の言葉など母について知れることは知って思い出せることは思い出してそのことをよくよく考えながら、「きっと母だったら」と推測していく深さがある。それだけ、実験検証を繰り返してきたのだから。
母が私を信頼してくれている実感がある。信頼関係を築くのはたとえ親子でも、親子だからこそ?!簡単ではない。
週末家族時間を楽しく過ごせるようになるまでは、ひどく苦労した。
今は、楽しみの方が大きくなった。
調子にのって妹次女は母にこんなことをすることができるんだな。
妹次女もまた、母の気持ちを理解するのに苦労しての今。
調子に乗っても大丈夫。母は笑ってる!信頼関係がある証拠(笑)
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松元佳子
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