中学生だった私は、なぜだかしょっちゅう夕飯の終わった家族団らんの時間に『お父さんとお母さんの介護は絶対にしないから!老後の面倒は見ないんだから!!!』とよく宣言していた。
あの頃、両親はそんなことをいうわたしを『面倒見てもらおうなんて思ってないよ!』と笑ってみていたような記憶がある。
 
絶対しないはずの介護を、それも両親ともに認知症の介護をするだなんて、私はその時自分の運命⦅っていうと大げさかな(笑)⦆を予感していたのかな?
 
なぜ親に向かってそんなことを言っていたかというと。三姉妹の長女としての役割で母の代わりに家事をしなければならなかった現実とか、そのために自分は思うようにしたいことができなかったこととか、制限された様々なこと。
その頃は被害妄想で悲劇のヒロイン気取りだったので。
「自分を押し殺して」「我慢しすぎて」「爆発しそうな衝動を抱えていた」当時。
親にむかっての精一杯の反抗だったのか?!
それが今やなかなか立派にやってる(笑)

人ってわからないものですよね~。
絶対にやらないといったことを真剣にやる。
 
しかし、何事もやりっぱなしは身につかない。
そういうことを今学んで、生かさないと!と思っている。
 
あのとき両親は何を思ったんだろう?
今、どう思ってるんだろう?
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松元佳子
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