お互いのストレスを軽減するためには自分と親の状態を把握することがいちばん。
親の病気の症状、体調、心理状態を想定して対応することで、お互いのストレスが軽減されることは間違いありません。
 
なぜか?
自分(わたし)がそうだから。
なにか持病があって、体調がすぐれないとき、気持ちがどんより重たい感じのときに、笑顔で機嫌よく家族の前で過ごせますか?
 
まずは自分の現在の状態を感じ取ります。
健康状態、体調、心理はどうでしょう?
どこも痛くないし、体調は良く、気分も安定していますか?
ちょっと頭痛がして体調がいまいちで、それが原因でなんとなくイライラしていますか?
この状態で接した場合、優しくできる?できなさそう?
このことは、親に伝えてみてください。
 
わたしは親に、今日は調子がよくなくてちょっとイライラしてるかも。
優しくできなかったらごめんね、など伝えています。
自分だけ我慢しなくていいんです。
相手もなんとなく察しているものです。
我が母は調子が悪いというと、
背中をトントンと優しくなでてくれたりすることが今でもありますから。
 
次に相手の現在の状態を感じ取ります。
表情、手足の温度、からだのこわばりなど。
にこにこしてからだのこわばりも少なく、手足をさするとぬくもりが感じられる。
目つきが険しくイライラし、からだがこわばってかたまり、手足が冷たく触ることを拒否。
前者なら、優しく語り掛ければいい。
後者なら、何が原因なのか周囲を見渡し原因を探りつつ、話しかけて話ができる状態か興奮状態で手が付けられないのか?そっと確かめるように、挨拶する。
「おはよう(ございます)!」「こんにちは!」
そして体調を質問しながら糸口を探る。
「どこか痛いところはない?」
「何か気持ち悪いところはない?」
 
お互いの状態を把握することで、あきらめる部分はすっぱりとあきらめストレスを少なくしていければいいと思うのです。
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松元佳子