8年前は認知症の両親と長距離ドライブや観光

を楽しんでいました。

 

父は血管性認知症で、

母はアルツハイマー型認知症。

当時、

父が認知症1年目、母は13年目。

 

 

<当時の症状>

 

父は怒りっぽい。忘れっぽい。

右足の麻痺から足が重く左足でカバーするので、

からだのバランスが悪くなって、

歩行速度はよちよち歩きの赤ちゃんより遅い。

自分のことはかろうじて自分でできる。

 

母は、集中力が続かなく落ち着きがない。

疲れてくると無表情。

トイレ介助はあった方がいい。

食事は自分でできる。

着替えはちょっとだけ補助が必要。

いわゆる見当識・失語・失行・失認障害※が

進行し始めた時期でした。

 

※見当識障害:日時・季節・場所がわからない

失語障害:言葉がスムーズにでない

失行障害:動作がスムーズにできない

失認障害:人、モノの区別がわからない

 

さて当時のドライブ。

ドライブ用に用意するお出かけグッズは

まだありませんでした。

 

いつものデイサービスに出かける時間

くらいに出発。

時間のリズムは崩さないように、

気をつけます。

起床食事就寝時間のリズム。

 

鹿児島市内から両親妹三女と人吉へ。

くま川下りとくま川鉄道を楽しみました。

 

足の悪い父を励まし、

時折不安に襲われる母をなだめ。

あらかじめ予約しておいた船に乗船。

自然の音や景色を、

おしゃべりでガイドし、

楽しい面白いなどの感情を豊かに体感。

母の集中力が切れたときは、

ぼんやりしてもらいます。

変化のある川下り、

非日常を味わえる貴重な機会です。

非日常を味わうことは脳神経を刺激し、

五感を活性化させる働きがあります。

 

下船後は、昼食を道の駅で頂きました。

道の駅を利用した理由。

その土地の食事ができる。

比較的通路が広い。

トイレが広い。

 

午後は、くま川鉄道の観光列車を楽しみました。

このころは母がカメラに顔を向けてくれてます。

懐かしいなぁ。

 

帰りは、ちょいと遅くなったので人吉餃子を

テイクアウト。

両親がデイサービスから帰宅する時間

よりは遅れましたが、無事到着。

いつもの時間に夕食となりました。

 

ドライブを楽しんた両親は早々に就寝。

ぐっすり眠れたようでした。

 

このドライブのあと、

私たち夫婦は2時間かけて自宅に帰りました。

8年前は家族で長距離ドライブを

気軽に楽しむ余裕がありました。

多少の準備はありましたけれども!

 

両親が認知症でも楽しめることは、

どんどんやろう!

それは自分たちの楽しみでもありました。 

 

現在のくま川下りとくま川鉄道を調べてみました。

もっと楽しくなってます!素敵♪

リンクはこちら↓

くま川下り 

くま川鉄道 観光列車

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松元佳子