父の代理で父の実家集落のお寺の集会に参加。

妹次女と二人。

アラフィフの私たちでも、

ひよっことか若手と言われる過疎の田舎。

なのに1時間の正座で

先輩方よりしびれと

関節のかたまりがひどく焦る(笑)

というのが衝撃1。

 

今回は、お寺の副住職と副坊守(副住職の奥様)

がいらっしゃって、「報恩講」とお食事会。

副住職が昭和50年代のまだ集会の参加者が多く、

婦人部がいくつもあった時代の映像を見せてくださって。

 

衝撃的に田舎だったのを思い出した。

映画で見る昭和戦前戦後の世界観。

玄関や台所が土間っていう。

というのが衝撃2。

 

集会は家ごとの持ち回りで、

大人数がぎゅうぎゅうで部屋におさまり、

自分たちで作った料理の数々が

所狭しと並んでいて、

よそ行きの着物姿。

洋服のご婦人超少数派!

 

そして、唯一知ってる!ってわかったのが、

ご住職!若っ!!!!!!

 

一緒に見ていた先輩方は、

「○○おばさんじゃなかね~!」

「若かころの△△ちゃんじゃっ!」

などと手をたたいての盛り上がり。

 

そうだった。

田舎の話っていうのは。

どこどこの○○さんの△が~。

っていうご近所さんの噂話じゃないか!

苦手だ~~~!!!

 

って思ったけど。

あれ?って気づいたことがひとつ。

 

その場でのその噂話は、

事実で、

その人らしさで、

それはみんなが認めていて、

その人の長所でも短所でもあって、

だから面白いんだよ~~~ってこと。

人間らしさをその人らしさを認め合ってる

って話だった。

 

噂話も裏表ある。

この場所に集まって、

掛け軸の菩薩様の前での集い。

今もなお心ある人たち。

 

嫌だな~って思っていたこと、

その一部分だけしか見ていなくて、

嫌なところばかりに注目していた自分に

気づいた瞬間。

 

何事も良し悪しがありそれは一体。

 

時間を経て気づくこともあり、

赦せることもあるなと思ったのでした。

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松元佳子