私の母はアルツハイマー型認知症。
病院で診断されて15年以上。
 
母の行動のできるできないを細かく観察
してきていえること。
 
生活動作のひとつひとつができるかどうか
は第一に母の感情次第。
 
第二にサポートする人の感情と言葉がけ
次第。
・母の感情が安定している、
・母の感情がいい方向に上向いている
とき、
サポートする私の
・感情が安定している
・母に全神経を集中させている
・母の納得する言葉を選んで使っている
と、サポートがスムーズにいとも簡単に
できるのです。
拍子抜けするくらいに。
 
<母の行動は感情次第だと確信した出来事>

3年前の冬頃、母が立ったり座ったり
するのに時間がかかったり、なかなか
立ち上がれなくなることがたびたび
おこるようになりました。
 
その時は、母もそろそろ運動に関わる
神経も衰えるようになったのか?と
思ったのです。
 
でも、
・立ってしまえばこれまで通り
スムーズに歩ける、
・何かの衝動でハッとしたら、
すっと自分で立ち上がって歩き出す、
そんな状況。
 
それから春を迎え、
父の入院とともに母は施設に入所し、
その状況は続きました。
 
そして、現在。
母は、
・何かの衝動で無意識の場合、
・立ち上がる動作の理由が
母にとって好ましいものであると
理解できた場合、
すっと立ち上がれます。
 
以前より、立ち上がりの動作に
軽さがみられるようになりました。
 
自分が立ちたいと思ったら、
立ち上がれるのです。
 
では、母が立ち上がれなく
なった原因は何だったのか?
 
・これまで母中心の介護が水頭症
の悪化で父中心の介護になり、
父と母の介護の優先順位が逆転した
・自分も立ち上がれなくなれば、
優先して自分のことをしてもらえる。
かまってもらえやすいことに
気づいた。
 
「まさかそんなこと?!」
と思いましたが、
よくよく考えてみたら、
それが事実なんだと確信。
 
大事なことは、
母のメンタルが満たされ安定していること。
 
そうすれば、
母は幸せなんだなということ。
 
母の幸せのために、
わたしができること。
母の気持ちに気づいて、
出来る範囲で心地よく整えること。
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