父の病気で手術入院が決まり、
在宅介護が不可能になって、
そのため母が安定した生活を送れるよう
父の入院までの1か月間に
入所する施設を決めなければならなく
なったときのことです。
 
当時、父の病気の症状悪化で、
自宅での介護は想像を絶するほど深刻になり、
掃除、洗濯の手間が増え、
様々な生活介助が必要になり、
ひとりで両親を支えるのは半日が限度
となりました。

そんな中、妹次女が仕事をやめ、
毎日実家に通い私と二人で
介護しましたが妹次女も私も、
精神的体力的に絶望的に消耗。

そんな中での施設選びは困難の連続。
ケアマネをはじめ、
介護関係者や知り合いに
介護施設の紹介をお願いしたり、
自分たちで介護施設に
電話して見学を申し込んで
面談を受けたり、
順番待ちの入所希望の申し込みをしたり。

1日に2~3件見学面談申し込みも
経験しました。
実際見学して申し込みしたのは11施設
電話での問い合わせのみは4施設、
さらに施設担当者の母の面談に
持ち込めたところは、1か所。

申し込みから審査まで最短で1週間
通常は1か月を要する施設が多く、
連絡すらいただけないところや、
見学でき申し込みしても無理だろうと
いわれる施設がほとんどでした。
 
1か月以内に入所できる可能性がある
ところで見学した施設の分類は、
介護保険施設では
介護療養型医療施設。
介護を受けやすいよう住み替える施設
では、
グループホーム、
有料老人ホーム、
その他の高齢者向け住宅でした。
 
つまり急を要する場合、
自分たちで探しても選べない
ということを確信しました。

~~~~~~

松元佳子