アルツハイマー型認知症の母を持ち、
脳卒中の後遺症から血管性認知症の父を
励ましながらの介護では、
気力体力の消耗は想像を絶します。
介護疲れの効果的な息抜きを求めて、
いろいろチャレンジしました。
 
そんな中で自分の疲れに幾ばくかの効果
があったと思う息抜きは、
アロマオイル=精油を使うこと。
 
五感の一つであるにおいを嗅ぐ。
これは脳にダイレクトに伝わるので、
介護疲れの気分転換に効果的だと
感じました。
 
具体的に理由をみてみましょう。
実際精油には、こころとからだに効く
しくみが3つあります。
 
①鼻から脳へ
②鼻から肺へ肺から血液へ
③皮膚から血液中へ
 
このルートで体内にとりこまれた
精油の芳香成分はこころとからだ
に影響を与えます。
 
では実際にどんな方法があるか?
というと以下になります。
・芳香浴
・吸入
・塗布・湿布
・マッサージ
・アロマバス
・アロマクラフト
 
私が実際活用しやすく、
効果があるなと感じたのは、
芳香浴とアロマクラフト
です。
 
乾燥や感染症が気になるとき、
芳香浴。
掃除や除菌にアロマクラフト。
 
自分のこころの安定のために、
精油を加えることで、
メリハリができたり、
気持ちがすっきりしたり、
そういう効果がありました。
 
認知症の介護では、
介護している自分が
マッサージを受けたり、
湯船にじっくり使ったり、
そんな時間を作るのが難しい。
常に日常生活のための家事に
追われて時間がない。
 
その家事に簡単に取り入れられて、
いい匂いを嗅ぐことで
気持ちがすっとします。
アロマは素晴らしい息抜きです。
~~~~~~
松元佳子