自分の中にあるものは声に現れている。
自分の声に、
厳しさと強制と偽りがあるように思う。
自分で自分の声が嫌だなと思うのは、
そういうのを感じるからだろうな。
 
どれも親やその親から知らずと
刷り込まれて中々に沁みついてしまって
いる陰の部分。

取り除こうとしても、
次から次にわいてくる。
よっぽどそれが嫌だったんだ。
なのに実際は、
すっかり飲み込まれてしまっている。
 
だから自分の声は好きじゃないけど、
それでもいいか!
若いころに比べたら、
この声でさえまあるく優しくなってる
気がする。
今の自分をどんなに隠そうとしたって
声を聴けばわかるんだから。
 
自分の声だけじゃなく、
人の声を聴いても、
その声がその人を現してるなぁと思う。
面白いよ、声。
 
誰かと手をつなぐと、
声も優しくなって甘くなる。
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上:母の手
下:私の手
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松元佳子
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