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認知症介護に限りませんが、
なんでも観察実験しながら体験するのと、
ただ目の前のことを惰性で流すのとでは、
2回目以降の似たような体験に違いが
でるというのを学んだ1日でした。
 
両親の認知症について、
観察実験しながら、知識は学びながら、
両親の変化についていけなくなったり、
がむしゃらに現状維持にこだわったり
しながらやってきた私です。
 
認知症は老化現象なのだから、
良くなることはない。
けれどの老化のスピードが緩やか
だったら、
本人も周りの家族も、
ショックやストレスが少なくて済む
そう思って。
 
で、義父は人生で何度目かの
認知症の親族のお世話をしている
のですが、
全然学んでないじゃん!っていう
愚痴話を毎回聞かなければならない私。
 
今日義父の話を聞いていて、
半年前までは、無茶苦茶義父の話に
イライラしていたのに、
今日はイライラしていない自分に
気が付きました。
 
なぜイライラしたんだろう?って
いうと、
そのやり方では自分も相手も
苦しいに決まってるのに、
説明しても理解してくれないことや、
人に聞いておきながら聞いてなくて、
同じことを何度も聞くところ、
がひどく腹立たしかったから。
 
だけど今は思う。
それを何度も経験することが
この人の人生なのかもなぁ、と。
よくよく自分を振り返ってみれば、
1回経験したからといって、
そのことを2回目に生かせるという
のは少なくて、
何度だって同じように失敗してる。
 
私はただ義父の話を聞くのが役割で、
自分が観察実験して学んだことで
気づいたことがあれば、伝える。
だけど、それを聞くか聞かないかは
相手の自由。
やるかやらないかも相手の自由。
相手をジャッジするのではなく、
委ねるといのは、こういうことか!
って。
 
義父が観察実験しながら体験してる
ことを、
それは3度目ですよ!
と気づいても本人が気づいてないから
繰り返してるわけで、
そこで愚痴話を聞きたくないときの
対応こそをわたしが気づいて
どうしたら愚痴話を平常心で
聞き流せるかって考えればよかった
って思ったって話。
 
義父に気づけよ!
じゃなく、自分に気づけよ!っていう。
いや~びっくりしました。
なので、イライラがなくなった。
わはは!(笑ってごまかしてるな!)
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松元佳子
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