看取りに関して読んだ一冊。
 
「医者が看取りから教わった身近な人に迷惑をかけない39の心得」
東京有明医療大学教授医学博士川嶋朗著
 
看取りといっても、看取りをする立場によっていろんな意見がある中で、
医師の立場からの本。
書店で数ある中から何冊もパラパラ立ち読みして選びました。
医療、死のときを宣告する医師の立場ではどう見えるのか?
興味がわきました。
この本、超おすすめです。
 
本の帯に
「ありがとう」の言葉が飛び交く最後を迎えるために。とか
残りの人生を充実させる、究極の終活術とか
・幸せな死について考える
・余命目標を設定する
・延命治療を断る
・生前整理をする
とかあったのですよね。
 
看取りという重い課題に、
厳しく迫りながら前向きな生き方を提案するこの本に、
心打たれる部分がありました。
 
厳しく迫る→
「自分が死ぬ意味を本気で考えてみる」
「自分がなんのために生きるのか」
「今死んで、困ります?」
「死にたくない理由はあるのか?」
 
前向きな生き方→
「幸せな死とは?」
「生きる目標は達成可能なものにする」
「死の質の高い死に方にこだわる」
「死を考えると家族の大切さがわかる」
「最後にありがとう」と言えるのが理想の死に方
 
親の看取りについてばかり気になっていましたが、
この本を読んで、むしろ自分だ!と思いました。
自分の死に方を真剣に考えたら、
両親の看取りについても、
真摯にむきあえるのではないか?ということ。
 
本の巻末に、意思表示シート①
延命治療などの医療処置が細かく書かれいて、
こういうことを聞かれるんだなとわかる。
そのうえ、延命治療にかかる費用や
延命のための代替医療などにかかる費用のことを
分かりやすくかいてあり、
その時々の冷静な判断ができないような状況で
情動的に判断して後で後悔しないようなアドバイス
が書かれていて、なるほど~と納得。
 
死に場所は、家か施設か病院か事故現場かなんでしょうが。
家で迎えることができる「死」ってどういう場合か
想像できなかったことがわかったり。
延命治療にかかる費用について。
楽なのは、病院で死ぬことなんだな。とか。
もっとしっかり自分も含めて看取りについて
向き合ってみたいと思うのでした。

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