久しぶりの妹次女と私の二人で施設訪問。
穏やかな家族時間に安心のラジオと一体化する父。
写真撮るよ~っていったら、見てくれる。
 
ところで、こんな父の顔つきだと、
ちっともボケてるように見えないらしいのですが。
 
私:お父さん、テレビ取材受けたの覚えてる?
父:わからん。
私:そう?自分がテレビに映った番組みたよね?
父:かららん。(今度はジェスチャー付き)
私:そっかー、残念。
父:ぼんやり。
 
そんなもんです。
 
ところで、認知症の人独特のボケ顔=険しい表情。
それがなくなってきた父の顔つきを見ていて、
妹次女となんでだろう?って話していてたどり着いた結論。
松元独自論とでもいいましょうか(笑)
安定した規則正しい生活と
不安や心配をほぼ感じない不平不満の少ない穏やかな生活で、
表情が変わったんだねってこと。
当たり前だけど、当たり前には気づきにくいの法則だなと。
顔色もよくなって、しゃべる言葉が前向き。
車いすに座ってるけど、歩く練習もしてくれてる。
娘たちはたまにしか会いに来ないけど、
しかたないってわかってくれてて。
「母さんと一緒だから。」
って、言うようになった父。
去年の今頃、想像もできなかったこと。
 
認知症両親を持つ家族の気持ちと
認知症両親本人の気持ちは、
乱高下が激しいのです。
今はこの状態がゆるーくながーく続くことを祈るばかり。

 

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