櫻木よしこさんの主催するワークショップ、
「自分で用意したい会葬礼状 こころの置手紙」
http://ameblo.jp/syd1990/entry-12193220681.html
に参加し、自分自身の会葬礼状を書いた。
 
なぜ自分自身の会葬礼状を書こうと思ったかというと、
50+(フィフティプラス)という団体の主催する
petit shu(プティシュー)の終活ワークショップに参加し、
エンディングノートを書いたことから。

このエンディングノートを書くという作業の中で、
自分の過去と未来に思いを寄せて現在を考えたとき、
自分の死後、
奇特にもわたしの葬式に出席してくださる方に、
わたしから一言お礼を述べたいなと思至ったため。
 
そもそも終活に興味を持ったのは、
自分の死を考えたり備えることなく
認知症になってしまった両親に
振り回されることになってしまったのがきっかけ。
 
例えば両親のことで、
・この書類のことについて何か書いてあれば!
・あの重要書類や手帳はどこにあるのだろう?
・どんな過去でどんな生き方だったんだろう?
・アルバムは?
 
知っているつもりだった両親の様々なことが、
わからない。
しっかり者の母だったから、
記録はあったのかもしれない。
 
けれど母の認知症状によって
モノをいろんなところに隠したり、
必要なものを捨ててしまったり、
部屋がごみ屋敷になって、
ゴミなのか大切なものなのか
わからなくなってしまった。
 
そんな両親を目の当たりにし、
自分が死んだあと、
私の始末をしてくださる方に迷惑を
掛けたくないという思いが生まれた。

またわたしとさまざまな場面で
お付き合いしてくださった方々に、
お別れとお礼の挨拶ができたら嬉しいなと。
 
今のわたしが思うこと。
いつまでも生きるような気もするし、
両親のように徐々に記憶を失うかもしれないし、
自然災害や事件事故にあうかもしれない。

残される家族や大切な友人たちに、
想いを文章にして残す選択肢を知った。
 
さて、会葬礼状とは。
お通夜やお葬式の会葬者へのお礼状のこと。
 
この「自分自身の会葬礼状を書く」という
ワークショップを開催してくださった櫻木よしこさんは、
かさこ塾で同期として共に学んだ仲間。
 
そのかさこ塾最後にある課題の櫻木さんのプレゼンで
わたしが櫻木さん自身が書いた会葬礼状を
朗読する機会を得た。
その経験はわたしのこころに深く残り、
自分も会葬礼状を書きたいと思うに至った。
 
それから4か月。
ワークショップでは素晴らしい時間を過ごした。
 
櫻木さんのナビゲートで、
用意された質問シートを記入し、
説明を聞きながら書き進める。
 
その間出てきた思い。
・去年の私だったら、
この質問シートを埋められなかった。
・エンディングノートを書いたことで、
人生の振り返りが一通りできていたんだな。
・かさこ塾で自分の経歴書をを書く宿題のとき、
念入りに自分に向き合って時間をかけて自分を理解したのだな。
・今はわたしにとって振り返り地点なんだな。
・物事の事実より、それに伴う感情を強く感じてきたんだな。
 
ひとつひとつの作業に深く悩みながらも、
案外短時間で(自己比)すらすら書けて驚いた。
時間内に礼状を書きあげることもできた!
(実は、時間内に書き上げられないと思っていた。)
櫻木さんのナビゲートは的確で
悩みや思考をすっきりさせ本質をつく。
 
まさかこのわたしが自分の会葬礼状を書けるなんて!(感動)
 
好きなことをして生きる覚悟なら、
自分の死を思うのは必然なんだろう。
つまり私の覚悟は決まっていた。
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