今朝も、勤務時間はじまりましたよ!な時間に、母(アルツハイマー、要介護5)の施設(住宅型有料老人ホーム)のデイサービスのKさんから携帯に着信です。




ひゃ~~~~!今朝もなっちゃったよ!どうしよう!こわいよぉ~~~~!なんだろぉ~~~~!




と、いつものこころの悲鳴がマックスに!


ほんとにどんだけビビりやねん自分って!


子どものころから、電話の音にびくつき、できるだけ電話に出たくない私。。。


相手の顔というか表情がみえないことが怖いような気がします。


受話器のむこうには、さながら悪魔であるかのような恐怖心…。




と、ほんの一瞬戦って、え?戦う?何と戦ったんだろう、わたし。


恐怖心?に打ち勝とうとする勇敢なわたしがいるってこと?


自己愛が強め?なわたし?


防衛本能?いや、悪魔のささやき(電話にでなくてもいいんじゃない?!)?


は!そんな話ではなくー。


戦ってしまった間に電話が切れちゃ困るじゃないかと必死でボタンを連打してしまう。




無事つながりましてーーー。


Kさん:昨日、お伝えしわすれたことがありましてー。


こしょ:ん?


Kさん:あ、お母さま今朝はすっかり元気になられましてデイサービスにいらっしゃってますよ~!


こしょ:あ~よかったです!ありがとうございます!よろしくお願いします!


Kさん:それで、ですねー。施設とボランティアが提携しまして。(以下省略)




デイサービスの時間帯に、学生のボランティアが月2回いらっしゃるので、それに同意していただくという文書がどうとかこうとかという話。


ふーん、学生ボランティアって何するのかしら?


面白そうだから、ちょっとみてみたいわ~って思っちゃったけど、その日はがっつり予定があって断念。


いや、それより、昨日Kさんに母のカット代渡すのわすれてるじゃん!って昨夜飲みながら思ったんだわって気づいて、Kさんに謝ったら、




Kさん:今度きたとき、こっそり『お年玉です』っていって渡してくださいね。わたし本気で喜びますんで!


こしょ:爆笑!(ふたりで笑い転げる)では、今度、『お年玉』ってことでお願いします!




なにかとお笑いセンスがサイコーなKさんと、ノリノリな会話。




つまり、「こっそりお年玉」というのは、Kさんが支払いを立替してくださってるので、直接くださいってことなんですが。


「本気で喜ぶ」とは、立替の代金とはすっかり忘れてるので(ボケてるやん!の突っ込みとともに)わたしをめっちゃ喜ばせてくださいよ?!というお願い?!




表現が明るく面白い。


現金じゃなくてお年玉とか。


ちょうど旧正月のあたりの季節感とか。


お年玉はとっくにあげる方という立場というか立ち位置というかの好対照な感じとか。


え?わたしを年上扱いにしましたね?的ブラックさとか。(Kさんのほうが年上!)


そういういろんなものをひっくるめて、簡略に攻め込んでくるKさんの懐深さ!


笑いすぎて腸がよじれる。




介護関係者にあったほうがよいと思うこと!


シリアスな場面(面白くもない、楽しくもない、こんなこともできない、そんなこともわからない、時間と状態と状況)も、こそが、日常なので。


笑いのセンス!


言葉選びのセンス!


言語プラス思考変換能力!






わたしも、もっと日常でこのセンスを磨こう!


電話恐怖症を危ぶむ人のしめがこれ。


日常ってそういうものですよね?(共感を求める!^^;)