木曜に父の病院に行き、今日もまた。
なのに。
父:誰も会いに来ない!
父:誰も来ないけど仕方がない。
父:寒い。
といいながら、夜用の病着のパジャマから生足を見せ、ここが寒い寒いと足の脛をさすりながら大声で訴える。
3点セットの繰り返しをエンドレスで。。。
だーかーらーと、何度理由やなんかを話したって、そこが認知症の周辺症状なんですわーーーーって話。
わかっていても、こっちもキレキレというか、それは妹次女ですけど。
私の場合は、ずっしりどっしりがっくーーーーーんっと疲れる。
エネルギー全部吸い取られる感じがします。
ま、自宅で四六時中自分が介護してるわけではないので。
全然、客観的になれるので、父への対応はお手の物です。
嘘はつかない。
事実を伝える。
できることは全部する。
何度話を聞いてあげても、キレッキレの父ちゃんです。
ちょうど自宅で言ったらリビングみたいなナースステーション横の食堂兼リビングなテーブルとイスとテレビなどのある広間の父の席の隣にいらっしゃったご高齢のご家族のおばあちゃまが、父とのエンドレスの会話に苦笑いしてわたしたちに同情の念というか労りの苦笑を送ってくださってて。
わかる人にはわかる苦労なんだな、と感じました。
うんうん。
この病着で足が寒いということについての具体的な対応ですが。
父の「おむついじり」に分類されてしまう行動があるので。
一般の方と同じように、病着のズボンの下に、厚手の股引をはくとか拒否です。
看護師さんの負担になるために。
そもそも、父のおむつ交換拒否もあり。
そのせいで、結果的に多量のおもらしということになって、着用衣類はもちろん寝具一式までおじゃんになるというのも、ある様子。
それは、洗濯物をみればわかることです。
そのことに関して、看護師や医師から話があったことはありませんけど。
自宅でも日常茶飯事だったこともあり。
ま、自宅でも病院でも、そこはかわらないんだね、ちょっとがっかり。。。くらいなもんで。
というわけで、ひざ掛けで対応してくださいと看護師さんに言い渡されました。
あ、父、車いすで移動する人です。
最近、自分で車椅子を移動できるようになっていました。(リハビリの成果)
その会話を近くで聞いていた父は、さらにキレッキレに。。。
彼はどうしても病着ではなく厚手の股引とズボンのダブルで穿きたいんですよね。
だけど、誰も彼にも、聞き入れてもらえない。
で、娘に訴えるけど、娘も聞き入れない。
頭に血が上る。(逆上)
大声で、「さむか~~~~、さむか~~~」
ここは病院で、看護師さんの許可なく、ズボンをはくことはできないとかちゃんと根気よく説明するんですが、したいことができないという不満しかない父にとっては拷問も同じ。
あーあーーーーー。(絶望)
寒いのが耐えがたいというのもわかりますが。
だから、ひざ掛けのかわりいに大判の厚手のバスタオルをかけて温かくしてみましたよ。
だけど、ズボンがはきたい人にバスタオルで温かくしても、なんの意味もないわけです。
ぐったり。。。。
それでも父のため、勝手にズボンをはかせるか!ってほど、父思いではない。
だって、父のいうことを聞いて、失敗(トイレ)したこと、さらに失敗の失敗の連鎖とか半端なかった。
リカバリーに半日とか1日かかるんですけども!
我慢してくれ~~~!
これは、虐待ですか?
いくらここが病院だからって、自分みたいな嫌な思いをする人がでるのではないか?
あ、コレってトラウマ?
うーん。
どうなんだろう。
それで。
今日は、父がなくした髭剃りのかわりのものを、昨日買いに行ったので、持参し報告。
そうして、このところ父のおもらし小便びっしょりな服が洗濯物に入ってる確立急上昇。
鼻が落ちる。。。。ぼとっ。。。。
こんなところで落としたら大変ですよ!
えー。
なんでしたっけ?
いやいや、父がキレてるけど、キレたいのはこっちだよって話。
髭剃りをなくしたっていうから、昨日わざわざ買いに走って。
あんなにひどい洗濯物を、すっきりほかほかに洗い上げて持参して。
しっかり話を聞いて、答えて。
看護師さんやリハビリ関係者のみなさまと情報交換。
もうどんだけですねん!
おととい来たのに覚えてなくて、誰も会いに来ないとか先生や看護師、まわりの入院患者にまで言いふらすってどういうこと!(それが認知症です!)
わかっていても、がっかりです。
父に期待しても。
なんの達成感も得られない。
義務感がたわわ。
これは、自己満足というか自己実現というか、そういった前向きっぽい視点のもと、今日のハードル、急に上がってたよね~~~的。
そうそう、その部屋をでるとき、いつも極上の笑顔で私たちに手を振る父ですが。
今日は、初のわざとらしいガン無視!
(よっぽど、寒さでイラついたのね)
と思ったら、おとなりのおばあちゃまが、満面の笑みで手を振っていらっしゃるではないですか!
間違いなく、私たちに!
(勘違いかとあたりをきょろきょろ見渡しっちゃったわ!)
全力の笑顔で両手を振りました≧(´▽`)≦
嬉しかったし、救われました☆
知ってる人は知ってるし、見てる人は見てて、共感をあらわしてくれる。
それに気付けて良かった!
何事も広く遠く深く見渡す目とこころを持とう!
いつも学びはそこにある。