お口の管理といいましても。

お口の専門家ではございませんので。

 

専門家からアドバイスいただいたことを、両親に合わせた形で実践しています。

 

老齢期の、というか自分もですが。

 

 

お口の管理は、意外と健康管理とつながっています。

 

お口の状態をいい状態でキープできていると。

 

 

そうそう病気になったりしない気がします。

 

うがいなどもそうですし。

 

 

 

歯、歯茎、舌、入れ歯の状態。

 

どこかに不調があると、きちんとモノを噛んで食べられないので、栄養状態がからだに反映されるんですよね。

 

 

父の歯磨きは声かけが必要です。

 

 

自分で上の奥歯ばかりを磨いていて、下の歯は磨いていなかったり…。

 

動くのが億劫で、歯磨きすること自体を嫌がったりします(-。-;)

 

そういうとき、がみがみ言ったってお互い気分が悪くなるばかりだし、窮屈になっちゃうんで、緑茶で口をゆすいでもらうなど対処して、でも1日に1回のきちんと手順を踏んだお手入れはすると、妥協もしています。

 

母の場合。

 

 

 

まずは、部分入れ歯を外すので、ビニル手袋着用。

 

入れ歯専用洗浄容器に洗浄剤を入れ、歯ブラシ、入れ歯ブラシ、歯間ブラシ、ポイント用のブラシ、スポンジ、コップを用意。

 

母の気分を見ながら、部分入れ歯を外して歯磨きするということを事細かに説明しながら、母の了解を得て、進めていきます。

 

上下の部分入れ歯を外し、専用ブラシで軽く汚れを洗い流したあとに、洗浄容器にIN。

 

お口を開けてもらい、手を添え、お口の中を観察しながら、専用のスポンジで大きな汚れなどを軽くふき取り、歯間ブラシで細かい場所からブラッシング、歯の表面の汚れはポイント用のブラシでとり、最後に歯ブラシで全体をブラッシング。

 

水を含ませたスポンジで、汚れを優しくふき取る。

 

お口をゆすぐのが難しくなった現在は、歯磨き粉は使っていません。

 

調子が良ければ、すすいだ水を吐き出してもらったりもまれにあります。

 

でもたいてい、残念だけどすすぎの水を飲み込んじゃう…。

 

で、最後に洗浄剤につけた部分入れ歯をもう一度丁寧にブラッシングし異常がないかを確認して、母のお口に戻します。

 

 

この間、私が何をするのか、母にどうしてほしいのか?などをずーーーっと実況中継よろしく喋り倒します。

 

 

だまって、いきなり、お口をガッと開いて、無理やり歯ブラシを押し込んでなんて、ホラーです。

 

丁寧に、優しく、しっかりと!

 

慣れたら、それほど時間もかからないし、スムーズに進むので、お互いストレスも少なくて済みます。

 

 

ただし、痛いとお口をあけてくれなくなっちゃうので。

 

ほんとに丁寧に優しくというのは、重要です。

 

痛みが引いて、ご機嫌が収まるまで、次の手順には進めない、というのは、よくありました。

 

 

母のお手入れ中に父に声をかけられ、ついうっかり目を離して、痛みのある歯茎をごしごししてしまって、母に豹変されたりーーー。

 

お互いつらくなるんだなー。

 

母は、痛み。

 

わたしは、反省とロス。

 

お口の中がすっきりしたら、母は笑顔になります。

 

 

『きれいになったねー♪』

 

と気分がいい時の母のお決まりのフレーズが出ますヾ(@^▽^@)ノ

 

このフレーズがわたしのやりがいだなー。

 

母のお口の状態が悪くなると、体調が低下するというのはよくあります。

 

 

 

 

で、両親の場合、月に1度の訪問歯科診療でお口の状態をチェックしていただいてるときは、体調もいい感じです。

 

 

 

とくに、認知症だと、治療自体が難しい場合も多々あり。

 

 

母の治療の前日なんて、わたしプレッシャーであまり眠れないです。

 

治療中の母の気分の変化、痛みの状態、体のこわばり、・・・・・・。

 

母は不安と恐れと常に立ち向かってるんでしょうが。

 

わたしも、その母の不安や恐れがいつなんでやってきてるのか?を読み取ろうと観察して、サインが読み取れないと、がっくりくるんですよねー。

 

先生に来ていただいたけど、治療ができなくて帰っていただいたこともあります。

 

あきらめなければ、続けていれば、いいこともある。

 

というのは本当で。

 

例え、治療できなかったとしても、それは痛みに耐えられなかった結果とか、治療時の声かけがなくてびっくりしてしまったから、治療時間が長引きすぎてしまったから、とか理由があります。

 

そういうところを、わたしも先生も学んで、次に生かしてきたのですよね。

 

そういうわけで、長年のお付き合いで、今ではすっかり先生に対して信頼や安心感を感じている母は施設にいる現在は、家族の付き添いがなくても治療できています。

 

 

施設と家では、母の気構えも違ってますけどね。

 

というわけで、おしまい。