実家に着いたら、独語星人の母に遭遇。

立ってうろうろ歩きまわりながらの独語ということは、

「紙パンツ気持ち悪い」のサインを疑え!の法則に従って。

よしこ:こんにちは!S子(母の名前)さん!よしこだよ!来たよ~~~!(明るく穏やかに)

 

まず、挨拶から入るのが基本。人としての礼ってことで。

この時点でわたしは、「おかあさん!」と呼びかけない。

おそらくわたしが誰だか母にはわからないから。

 

この時点の母は

誰かきたのか?

敵か?

味方か?

私に話しかけてるのか?

みたいな雰囲気。

その母が醸し出す雰囲気を十分に観察。

 

そうしてわたしは満面の笑み。←ここ最重要!

で、母にゆっくり少し近づく。

母がにっこり笑った。

わたしを認識できたってこと!

わたしを認識できたら、呼び方を「おかあさん」に変える。

 

いそいそと母に近づきながら。

よしこ:おか~さんっ!よしこだよ!今日もよろしくお願いします!

といいながら、優しくハグ!

背中をトントンしながら、顔を近づけて、再度挨拶♪

 

次に

よしこ:おかあさん!どこか具合悪いとこないかな?

っていいながら、頭から順番に優しくトントンしてここは?ここは?って聞いてく!

そうすると。

母は答える。

母:そこは、痛くない。(次も)痛くない。(次も)痛くない。…う~ん…

 

この「…」とか「う~ん」とかが違和感があるところ。

やっぱり、おパンツが気持ち悪いらしい。

 

よしこ:おかあさん、トイレにいこうか?おしっこしようか?それともお着替えする?

って聞くと、三番目の質問で「うん」という母。

さっそく、お着替え。

 

いつも着替えてる場所で、お着替え。

もしこの時、トイレにいくとか、おしっこで反応したら、トイレに行ってからお着替えの場所に戻って着替える。トイレで紙パンツを脱ぐだけにとどめる。というのが、母のスタイル。母が動作で混乱しないように、行動と場所を合わせる。試行錯誤の末、この方法に統一。

着替えがおわったら。

母:きれいになった!

 

ほ~

何かをするにつけ。

このようなくり返し。

 

 

ここからはわたしの内面のはなし。

このようなやりとり、今はふつー。

しばらく前までは、忍耐がかなり必要でした。

いまは、わたしの集中力が続かないのが課題です。

 

集中力がなくなると母のサインを見逃してしまう。。。

しかしサインを見逃すのが失敗とかミスとは思わないようにしてるんです。

良し悪しの判断をしてると、介護って続かないと気づきました。

ただただ苦難の連続みたいになっちゃう。

 

事実に最善と思われる対処をする

自分の気持ちと相手の気持ちは。

受け止めるっていうか、受け入れる。

でも、そこに良し悪しの判断を入れないようにする。

これがわたしにはなかなか難しいんだけどって思っていた。

 

しかし習慣になってきたら、なんかラクになってきたんだな。

ただ、やるだけ。

みたいにシンプルになった!

できていないことも、わたしにはまだまだたくさんだけど。

ちょっとでも、ラクに感じることができるのは、収穫っていうか。

なんか、いいね!

なんだな