母のアルツハイマーとちゃんと向き合おうと決意して15年。


決意しても、そんな簡単に向き合えるもんじゃない。


結局その向き合うのは自分自身になるんだから。


母のアルツハイマーに向き合うために、旦那どのとも向き合い。


自分の思いを掘り出し。


家族のそれぞれの思いをつかもうとし。



どうしていいやらわからないことばかり。


まず、どういう病気かわからなかったし。


母は、病院拒否だったし。


家族もすべてに頑なだった。



救いは、旦那どのがちゃんとわたしと向き合ってくれたこと。>愛だな~、感謝☆




逃げる、戻る、そんなところを行き来しつつ。


今になったんだ。




ものごっつ短気だったのに。


気が長くなったというか。


待てるようになったというか。


委ねるられるようになったというか。


いまもその時間が信頼が徐々に増えてるなぁと思う。


すぐには、そうならなくて。


だんだん経験しながら、理想になっていってる。




母の病気は、脳の病気だから。


ありとあらゆることがわからなくなる。


あいまいに。


そのことで、不安、恐怖、怒り、というマイナスの感情に支配されがち。


その母に、できるだけ快適な温かく穏やかで安心できるような居場所を作ってあげたいと思ってる。


できれば、笑顔でいられるような場所で一緒に過ごせたらいいなぁ、って。


そのことは、最初からずっと変わらずわたしがいちばん大切にしたいと思ってること。




状況は、徐々に変化しても。


いつも自分の最善を尽くすこと。


母の笑顔が見れるようにあること。


を思ってる。



できることをひとつずつ。


焦らず丁寧に。




ちょっとは、母のこころに寄り添えるようになったなと実感できるような気がする。


母と一緒にふと涙ぐみながら笑ったりするとき。


しあわせだな~。


ここに愛があるな~。


って感じるようになった。



それって、いまを生きてるのかな?



そんな時間を増やしていけたらな。