我が父。

脳卒中の後遺症とリハビリ嫌いで、

右足を引きずった、

とてつもないよちよち歩きです。

 

なのに。

杖を、使いたがりません。

 

万が一を考えた私が、

家族に相談して了承を得て、

父の杖を購入しました。

 

かなり以前から

(たぶん2~3年前?もっと前?)

主治医やケアマネさんに

杖を使うよう

薦められていました。

 

今回父の杖購入は、

強引に父を福祉用品ショップに連れ出し、

リハビリの先生のアドバイスを記入したメモと

福祉用品ショップのスタッフに見て頂いて、

父に実際いくつも使ってもらい使用感を試すなどし、

慎重に検討しました。

 

購入した杖を父が使いこなせるよう、

訪問リハビリ時に、

リハビリの先生から

杖の正しい使い方をご指導授頂き、

父と一緒に自宅界隈を歩いて

練習リハビリしました。

 

にもかかわらず!

父は頑なに杖を使わないし、

使い方を覚える気もなく。

未だに、

よちよちびっこをひきながら

「杖を持って歩く」始末!!!

 

なのに、

周囲にあるつかまれそうなものは

不安定でも何でも確認なしに

なんでもつかまり伝い歩きという矛盾。

 

動くモノまでもつかむので

常に神経を使うわたしの身にもなってくれ~~~。

 

父はからだが動かないといい、

自宅では定位置から必要があっても

まずもって動かない。

 

わたしは思います。

ありえなくない?!

いやありえる。

からだが動かないから動きたくないんだよね。

 

でもさ。

からだが動かない、歩けない!

とキレながらわたしに訴える。

でもでも。

努力は一切したくないそうで。

 

そんな都合のいい話はないって!

子どもの頃わたしにそう言いませんでしたか?父?!

 

あ~イライラするっ!

 

そんな父が外出したがっても、

お伴するのは正直嫌です。

 

でもお供しますよ。

それも笑顔で気持ちよく。

 

ええ、ものすごく良い娘ぶってます。

見ず知らずの方々を不愉快にしないための配慮w

 

なぜって。

どうみても認知症の親を罵倒したおす子、

大声で喧嘩する親子を見て、

ものすごく不愉快だった経験が何度もあるから。

まわりの空気が一気に緊迫。

みなその様子を嫌そうにひっそりうかがい

下を向いたり、

寝たふりしたり、

イヤホンのボリュームを上げたりしてた。

 

とてつもなくよちよち歩きの父を

見ず知らずの方がご覧になれば、

親切な方は必ず、

「車いすをおもちしましょうか?」

と親切を申し出てくださるのです。

 

病院ではもちろん、

入口の警備さんや受付さんに、

ついには看護師さんにまで、

「車いすをご用意しますね」

なんて言われる。

 

もちろん父、

「必要ない!」

不快感丸出しで答える!

 

間に入るわたし。

 

わたし

ありがとうございます。

父は歩きたいので遠慮させて頂きます。

深ぶかお辞儀)

ほんとは状況説明したいけど、

それはそれで時間がかかり、

さらに父の怒りを買う可能性が高いから

お辞儀でお茶を濁す。

 

を、延々繰り返す。

わたしのストレスマックスです~~~。

 

断られる方も迷惑そうです~。

車椅子に座ってくれたら早く移動できて時短なのに!的なw

 

とてつもないよちよち歩きに神経すり減らして、

見守りお伴するわたしからすれば、

車いす使います~~~!!!

っていいたいけども。

 

車いすなら早い、安全、ラクですよ。

うるうる。

でもでも。

父の自立を促す介助に反するゆえ絶えまする。

 

便利にすがれないプライドが、

父の歩行能力を支えて、

それが生きる力につながっているのですかねぇ?!

 

父ときたら杖以外なら、

なんでも便利に快適に

動かないを追及しているのですけどねぇ。

 

なんで杖だけは頼らないんだ!

どんなプライドだよ!

わたしには理解不能。

 

人生は矛盾だらけ。

 

父をみて、我を顧みる。

情けは人のためならずですわね~。

きっと!