認知症の両親と過ごす時間が、だいぶ長くなりました。


症状の進行に伴ういろんな経験をしてきました。


母の症状が出始めたころから5~6年はつらい気持ちばかりが胸をしめていました。


だけど、それじゃなんのためにわたしがあるのかわかんないっ!


って強烈に思えてきました。


そうして、いろんな出会いがあったりなんだり。


自分に向き合うようになりました。


自分はどうして生まれてきたんだろう?と思いかえすと小学校の低学年のころから思っていたわたし。


また、その疑問がわいてくるようになったのが、母のアルツの発症からでした。


それから十数年。


もっと気楽に力を抜いて、ゆったり生きようと思うようになってきました。


この世に生まれた意味はまだわからないけど。


今の自分を愛しんでいこうという気持ちになりました。


そうして目の前にあることに、正面からなるべく抵抗しないで受け入れてみるよう努力しています。


いろいろ考えすぎないで、とにかく思いついたことはやってみる。


思いを閉じ込めないで、ストレートにプラスの感情で自分や相手に開いてみる。


いい気持ちを頂いたら、ストレートに感じたことを相手にいう!


ネガティブな感情をネガティブな言葉で相手に投げつけないよう気をつける。


でも、その感情を飲み込まないでちゃんと表に出してあげる。


全部はまだまだできないけど、ちょっとずつ挑戦しつづけて。


ちょっとずつ、ナチュラルに自分を表現できるようになってる気がする。


これまで、どんだけひねくれていたんだろう!


自分を押さえつけていたんだろう!


自分らしさがわからなくなってて当たり前だったことにようやく気付く。


これからは、もっと自分にストレートになろう。


そうして、両親と向き合って、自分を知って、ただ目の前にあるものを自分とともに愛しんでいけるようになろう。


あったかくて気持ちのいい自分と自分のいる心地よいと思える場所。


あせらずに徐々に。


しっかりと。



今あるものに、ありがとう。


導かれるご縁に、ありがとう。


ありがとうといえる自分に、ありがとう。


ハート らぶ ハート