訪問歯科診療は、いまのところ、要介護2以上だと受けることのできるサービス。


父は、要介護2。

母は、要介護5。


ふたりとも、診ていただいています。


父は、自分で歯磨きや部分入れ歯の手入れがかろうじてできます。

できますけど、よく忘れる上に、「お父さん、歯磨きしてね~~~!」って声かけしても面倒だというときは、しれっとしてわざととぼけます。


母は、歯磨きっていう行動が、いえ単語が理解できているのかビミョウです。

習慣でからだが覚えていて、歯ブラシを持たせ、お口にその手を誘導して、手を添えて歯磨き動作をすると、ずっとその位置で、歯ブラシを動かすことはできます。

だから、磨けている、とはなりません。ははは。


私が出来るときはわたしが、妹三女が出来るときは妹三女が、母の歯磨きと部分入れ歯のお手入れとマッサージやなんやかんやを行っています。


母の食が細く、やせているので、食べることに特に気をつけています。


食べることができるってすごいことです。

お口の調子は、すぐに体調に結びつくという!


母の食事量をキープするためには、お口のお手入れと診察はかかせません☆


というわけで。

訪問歯科診療は、月に1回です。


部分入れ歯の調整。

虫歯や入れ歯のチェック。

細菌による炎症がないか?

などなど。


これも、紆余曲折ありまして。

なんせ、アルツハイマーなので。

歯磨きだって、大変です。

気持ちがのらないとできません。

部分入れ歯を自分で突然外せなくなったり。(どうやって上手にはずすかっていうのはかなりの難題でした)

歯磨きさせてもらえるようなコミュニケーションの取り方とかだったり。

診察中や治療中の意思疎通とか。

うがいするだけでも、大仕事ですもん!

うがいが何だかわからないんですから!



今は、先生の技術と気配りと話術に頼りっきりです。


アルツハイマーの母の心をわしづかみできる先生は、すごい先生です。

お若いのに☆


こころに一物ある人、母のことを差別するような人など、母はすぐに見抜いてしまうので。

どんなにうわべが笑顔でも。

優しいそうないい方でも。

だまされません!

そういう人は、拒否拒絶。

まったく寄せつけません。

そうして、なぜだか。

その人の激怒ツボを激押しです!(爆笑!!!)

もしくは、完全無視。

その人はもはやそこに存在していません!(爆笑!!!を通り越してかわいそうになります)



訪問診療までも、いろいろありましたが。

なんとか、落ち着いて過ごせていました。

そのためにこれ以上はできないよっていうほどの心配りで母を中心に心地よい空間づくりを一生懸命していました。

順調だったんです。

ご飯もゆとりをもって早めに完食できたし。(午後1時半からの診療でした)

掃除もして。

トイレもいけて。

椅子を並べて。

準備万端。


だったのに。

ちょっと母が父の雑誌を触ったら、父激高!

え~、なんでこのタイミング?

いままでだまって見過ごしてたなんでもないことで?


あれ~~~、父も春のハゲしいスイッチ入っちゃったんですか?


あ~~~、そうして母も、ハゲしいスイッチ、オ~~~ンッ!!!!!


わたしの気持ち激しくダウ~~~ンッ。。。。。



急いでフォローするも、あきませんでした。


がっくり。


一度入ったスイッチは、暴走しまくりですから。


あの例のお話がかなりのボリュームで。。。


先生より先に到着した歯科衛生士さんを敵対視!


母激高モード。。。およよ。。。


まずは、自分の気持ちを穏やかにするために、ちょっとはなれて深呼吸して。


呼吸と気持ちがフラットになったところで。


母に寄り添って、手を握らせてもらって、背中にそっと手を置いて。


ゆっくり穏やかに話しかけ続ける。


しつこくならないように、適当な間をもって。



遅れて到着した先生にこのことを報告して、先生がゆっくり近づいたり離れたりしながら、母との距離をはかりつつ、優しく挨拶して、自己紹介して、(その間それをわたしがリピート「優しい○○先生がいらっしゃったよ!」とか)ちょっと時間はかかったけれども、お口の状態を診察していただけました☆


すごいわ~~~、先生☆

人心掌握の術~~~☆忍忍☆


よかった~~~☆(めちゃくちゃほっとするわたし)


診ていただけてよかった。


お口の状態も、良好とのこと!


ほっとする~~~☆


先生は、わたしの気持ちをくんでくださって、わたしにも優しい言葉と笑顔をくださいました☆(´0ノ`*)


こういうときって、ほんとにしあわせ☆


ありがとうございます、先生☆☆☆



っていうね~。喜びもひとしお~~~みたいなね~~~。(わたし何者???)



デイをお休みして、診療してもらうこの日は、わたしにとって、とても緊張感あふれる一日なのです。はい。

両親の気持ちをコントロールじゃないけど、平穏に保つっていうことが。

病気と向き合って。

日常生活もありながらの。

むむむ~~~。



診療後、お茶を飲んで。


お散歩して。


文字で書くとたったの一行。されど、その気遣いは。。。です。。。

自分も楽しむんですけどね。それなりに。おほほ☆


なんとか、無事に、今日のお勤め終えさせていただきました。


ありがたや~~~☆