空き時間、というか。
両親の通院付き添いをしていると

病院で異常に待ち時間があるのでw、

その時間が読書タイム。
 

その読書思い出話
 

子どもの頃、

祖父の本棚に司馬遼太郎の本がありまして。
当時小学校低学年だったわたし。

ハードカバーのその本たちは

難しい文章で難しい漢字がいっぱい。

とても読めそうにありません。

それで大人になったら、

祖父のこの本を読もう!

と決めていました。


さて5年ほど前、

叔父が祖父の遺品を整理していたとき、

わたしの子どものころの話を

司馬遼太郎の本の話をしたところ、

その本を貸してくれました。

坂の上の雲。

じっくり読みました。
いろんな思いとともに。

祖父は戦時中

敗走の最中敵軍の攻撃で部下を亡くしていて、

生前よく慰霊に出掛けていたようです。

 

そんな祖父。

わたしが祖父に戦争について質問しても

決して語ることはありませんでした。


祖父の心に深い傷となっていたのだと思います。
祖父は戦前は教師をしていて、

学ぶこと教えること、

そして何より子どもたちが大好きだったそうです。

それは祖母から祖父が亡くなってから

教えてもらいました。

「お爺ちゃんは戦争時の話はしない、できないのよ。」


坂の上の雲を読みながら、

よく遠い目をしていた祖父を思い出し、

大人になった今わたしが感じる祖父の想い。


歴史にふれること。
身近に感じること。
自分の中でさまざまな思いや感情が

急激に混ざり合うことがある。

壮大なスケールのお話は、

気持ちを揺さぶる何かがあり、

歴史もすごいけど、

作家さんがすごいなぁ~と。

薄っぺらい感想だw

頭の中で映画のように

物語の映像や

祖父が体験したかもしれない映像が

忙しく駆け巡った気がしたのでした。


そして私の読書癖。

一度読んだ作品に感動したら、

その作家さんの作品を

片っ端から読む。

なので次は

「竜馬がゆく」。

現在6巻。

大河ドラマ「龍馬伝」が始まる前から読み始めて、

いまだ6巻ですが夢中です!(笑)


早く読み進めたくもアリながら

焦らず通院付き添いの待ち時間のみ。

 

わたしにとって両親の通院付き添いの待ち時間

は長くて苦痛。

その苦痛を楽しみに変換するのが読書。

本を読むとひどく気持ちが入り込んでしまうので、

読む本の種類には気をつける。

気分で常時数冊同時進行。
読書が好き♪

好きはしあわせ♪