母が若年性アルツハイマーで

家事ができなくなって10数年。

 

ほぼ家事をしたことない父が

家事を徐々にやるようになりました。

いや、娘にやらされてきました(笑)

お茶の一杯も入れたことがない父が。

 

父にとって家事は、

常にしてもらって当たり前のこと。

 

さて父の家事に問題が!w

母が父の手料理を食べないのです!

 

父がした洗濯物が

よれよれでしわくちゃだって、

部分的に乾いていなくたって、

普段着のまま布団に寝かせられたって、

文句もいわない素直な母。

 

そんな母が父の作ったご飯を食べない。

 

料理なんてしたことない父、

美味しいものは好きでも、

作るのは面倒って人だから、

なかなか上達しないのですよね。

 

わたしも父の料理を味見しましたが、

とても食べる気になれません。

 

野菜が煮えてないとか。

ブツがやたらでかいとか。

 

父、作れないモノは、

コンビニやスーパーで

総菜を買ってきます。

 

父が買ってきた惣菜も、

ほとんど食べない母。

 

父は密かにw料理の基礎の本

(食材の切り方、さばき方、調味料のいろはが載ってるような)

を買ってきて読んだり、

本を読みながら料理していたことが

あるにはあるようです。

 

そこは父のプライドがあるので、

突っ込んで聞いていないのですが。

料理本が数冊、本の詰まれた山脈に

挟まっていました。

 

父はわたしに次のように聞きます

 

父:どうして母ちゃんは、僕の作った料理は食べてくれないんだ?(怒)

私:お腹すいてないんじゃないの?

少食だよ?お母さんは!

 

などとわたしは適当なことをいうのです。

しかし。

私が作ったご飯を母はよく食べるので、

 

父:やっぱり不味いから食べないんだろう(怒)

 

拗ねる。

父に拗ねられても、

わたしと父とではキャリアが違う!www

 

父は仕事一筋。

家事も育児も家庭のことは

すべて母に委ねていたのだから。

 

父はわたしたち姉妹に、

成果ではなく、

やる気を認められたいらしい。

 

つまり、

まずい父の手料理を食べて欲しい。

 

いやしかし、

ムリムリ~~~!!!

ほんとマズイから!

 

今まで母は、

なんでもかんでも父をたてて、

おとなしく寄り添って

口答えなんてしなかった。

 

がしかし、母。

まずいご飯は、

どんなに父が努力して作っても

食べない…。

娘的には面白すぎるwww

 

母はアルツハイマーになって

嘘のつけない人になりました!

おとなしく控え目な良妻賢母から

感情が爆発する

正直なただのになった。

 

が母にご飯を

無理矢理食べさせようとすると、

母は箸や茶碗を投げたりするように

なってしまいました。

 

びっくり!!!

 

現在週に何回かの料理は、

ヘルパーさんや高齢者専用宅配弁当

のお世話になっています。

それなら母が食べるので(笑)

 

そしてときどき私が作ります。

そのときは母にも手伝ってもらったりして。

いつも美味しい料理ができて満足です。

 

そして。

母に認められない父を見るのは、

ちょっと面白いです。

ごめんなさい、父さん。

わたしも正直になります。