朝、家のことをチャチャっと済ませて | すずめがチュン

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アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影

出発する。


 メインの通りは避けて、今は裏通りになってしまった


  通りを抜けていくと、30分足らずで


 妹の家に着く・・・・はず、



16年やってきたお店を、閉じることになって


妹が不安気に、「で・・・ナニしようか?、うちで」と言った時、


  「縫い物しなさいよ、


    『いつか家にいて、洋裁でもやってたいなぁ・・・』


   って、言ってたよね、いい機会なんじゃない?


   そうしなさいよ、ね、」


    と言って、決心させたのは私だ。



実は、お料理よりも何よりも 妹がいちばん得意で、好きなのは


  縫い物だ、というのを知っていたから、



昔は、スーツやワンピース、ちょっとしたコートまで


  仕立ていて、


 見ると、その丁寧な仕上がりや、細かい処の始末まで


  こだわった見事な出来栄えに


    いつも、いつも感心したものだった。



嫁いでからは、お姑さんの服まで手掛けるようになって


 いつの間にか、二階の小部屋は、


   洋裁室になり、


  そこに、普通のミシンともう一台、


 買ってもらった、プロ仕様の


   業務用ミシンも据えられていた。



そのミシンが、今はカバーの下で出番を待っている。


 「できるかなぁ~・・・」


   「大丈夫!、大丈夫!、あんたなら大丈夫、


     何でも縫えるよ!」


 「ええ、そぉお?・・・・場所も要るよ!、広いとこが、


  型紙つくったり、布広げたり・・・・」


   「一階の和室、洋裁室にしちゃえばいいじゃない」


 「あそこ?・・・お兄ちゃんの本でいっぱいだよ!」


   「今はね・・・・」


 と言ったものの、使える部屋と言えばそこだけなのだが


  今は、確かに


 三方の壁の殆どに、本棚が並び、


 その中には、天井近くまでびっしり詰まったマサアキさんの


  本が或る。


それでも、入りきらない分は、棚の下に積み上げられ


 押入れの中にまで入っているわけで・・・・・さて、



 「本は、処分したくないんだって、おにいちゃん」


   「そうなの・・・じゃ、居間に移すしかないね」


    居間に入らない分は、二階にでも」


   「うん・・・」


 「だったら、まず居間の家具を片づけなきゃね、


  本棚のスペース取るために、」


   「ええ~・・・大変だなぁ」


 「手伝うよ、・・・・じゃないとやらないでしょ、どうせ」



ということになる、


 で、妹の家に通う事になった。


 

その第一日目だ、


エプロンをバッグに詰め、飴玉をひとつ 口に放り込んで


 いざ出陣!と言いながら 家を出る、



 いい天気だ!


午前10時、お日さまは 背中を照らして


 まぶしくもなく、ポカポカと暖かい。



歩きはじめると・・・・・・あちこち空き家になっていて


 通りは、ますますさみしく静かで


  クルマさえ殆ど通らない、



10っ分ばかりたった頃、


 O君の家のところまで来た、


ダレか見える、O君だ、水やりをしている!



歩きながら近づいて行って、


 「オハヨ!」と言ったら


「わ、びっくりした!アケノちゃん!」と、のけぞった。


 「ふふ、元気?」


「うん、元気元気!、どうしたのアケノちゃん」


 「妹の家へ、いくとこ」


「そぉ!」


 「じゃ、またね」


「うん、じゃね・・・」と、O君は、突然現れ、サッサと言ってしまう


 私を呆気にとられながら、バイバイと見送ってくれた。


O君のうちは昔、呉服屋さんだった、


その二軒先も呉服屋さんで、そこはTくんち


その向かいが、N君の肉屋さん、そこから少し離れたとこに


 もう一軒、呉服屋さんがあって、K君の家だった。



今はもう、全部のお店がなくなって、K君の家は・・・・


 家もなくなってしまっている、



と、そんなことを思いながら、歩いていて


 ふと空を見上げると



ツーと、一機見えた!


 すぐカメラを取りだし、ず~っと・・・・追いかけ


何枚も写したら、



すずめがチュン


最後の一枚には、


すずめがチュン


なんか、写ってますねぇ~!ヽ(^。^)ノ


これは、


 以前、8月30日の夕方


  西の山を写したときに、あった


 アレと同じモノのような気がします。



すずめがチュン


この右の方の、ぷっくりふくれた方、


 どうでしょう、


また、来て下さって、どうもです!



 ・・・・・・さて、急がなくちゃ。






     つづく