物足りないのは、当たり前、
自分のガイドを、知りたくて たまらなくなった
アイさんが、ついに、
やってきました、二泊三日の滞在型 (但し実家)
「ガイドに会おうね!」セミナー
但し、三歳と、三か月の二人のコブつき、
ホノちゃんが、来たので、当然 マルちゃんもやってきて、
それに、三か月の マイカと、四か月の ユウ君もいるので、
それは、それは、・・・・でしたが、
帰りたくない マルちゃんを、なだめすかして、
ケイさん親子が、帰っていき、
マイカとホノちゃんも、寝たのは
10時、 やっぱりね~・・、
「 遅くなったけど・・・やる?」
「 うん」
と言ってるけど、どう見ても、お疲れのようだ、
「寝ちゃうかな?」
「 ま、明日もあるし、寝ててもいいよ、時間みて 起こすから」
そう言って 一時間、
そろそろかな、と思ってると、
「ほとんど、寝てた!」
そう言いながら、下りてきた アイさんは、
かわいそうなくらい、がっかりした顔でして、
そのまま、部屋に入って 寝てしまいました、
やれやれ、子育て真っ最中では、
リラックス → 熟睡 となってしまうのも、ね、
明日も、今日みたいだと・・・
困るので、
次の日は、マイカちゃんが寝てる時に、
アイさんも いっしょに、たっぷり昼寝しました、
夜になって、いよいよ二回目の挑戦、
「少し、音大きくして」 と、アイさん
「もっと?、 大きすぎない?」
「ううん、飛行機の音が、聞こえてくるのよ」
「え、もう飛んでないよ、こんな時間だもの」
「あ、そうか、・・・でも大きくして、集中したいから」
おお、気合が、入ってる、
今度は、うまくいきそうだ、
下で、楽しみに待つことにして、一時間、
なんと、アイさんは、
きのうよりも、もっと、 かわいそうな顔で、下りてきた、
いや、怒った顔!
「あ、また寝ちゃった?」
「ううん、最後の方では、少しねてたけど、・・・・
ぜんぜん、ナニも見えないし、聞こえないし・・・」
「 そう・・・・」
「なんでかな!」
「う~ん、なんでだろうね」
ブスっとしてる アイさんに、お茶を すすめる、
「 うまく、リラックス できてないんじゃないかな、
ほら・・・、マイカちゃんたちの事が、気になって」
「そうかもしれないけど、誘導の声にさ、イメージが
ついていけないような気がする、・・・・・のよね、
想像力が、足りないのかなあ~・・・ツッ、 はぁ・・ 」
舌打ちして、ため息をつくアイさんを、
慰めようがない、
几帳面で、きっちりした性格が災いして、ガイダンスの
イメージづくりに、手間取ってるとか?・・・、
すっかり自信をなくして、黙り込んだアイさんに、
「 誘導の声が、入ってないのがあるけど、
それやってみる?
ケイさんがね、これが一番気になる、って言ってるんだけど」
と、ダメ押しをしてみる、
「う~ん、もう寝ようかな!、またダメかもしれないし!」
と、ヤケクソな返事が かえってきた、
ナニ、なに、悪いのは私?
ちがうでしょと、もう一度誘ってみる母心、
「 今日までだし、せっかくだから・・・・
うま~く、リラックスできたら、今度こそ、かもよ!」
「・・・・・・・・・・そうね、」
これが、正に当たり!
三度目の正直に なったのでした、
なかなか、下りてこないアイさんに、今度もきっと、
・・・・だな・・・・
だったら、なんて、声かける?、
寝たフリでも、してようかと考えてたのに、
笑いたいのを我慢してるらしい、口をとんがらせた アイさんが、
メモ用紙 片手に、下りてきた、
しかも、ガッツポーズ!
「メモ、してたの?、 だから遅かったんだ、
で、なんか、見えた? ガイドさん いた?」
「それがね、アレ、見えたっていうのかな、」
「ちゃんと、覚えてて、メモできたんだから、そうよ、
え、こんなに沢山みえたの、」
どうよ!、とばかりに、テーブルに置かれたメモは、
七、八枚!
「うん、すごかった!、次々に 色々なものが見えて、
覚えるのに必死で、アファメーションで、しっかり、
お願いしたからかな」
見ると、びっくりするくらい、ちゃんとメモされてましたよ、
「おお~!、やったね!」
「やりましたよ、 ハイ!」
それからの三時間、お茶のんだり、お菓子つまんだり、
時々、声をひそめながら、
聞かせてもらった話が・・・・次のもの、
「見えたもの」 は、10の ヴィジョンだったそうで、
( 因みにCDは、Touching Graseでした、)
「最初から、すぐにね・・・・見えはじめた、
いきなり、万里の長城が 現れて・・・・・あれ、中国?、と思ったら
それはすぐに消えて、
次、これは、はっきりしてたよ、
お城の中っぽい、ところ、広~いお座敷の真中に、
ポツンとひとり、女の人が坐ってた!
20代?、もっと若かったかもしれない、
髪を後ろに束ねて、赤い打掛を着てたけど、
顔立ちまでは、はっきり見えなかったなぁ・・・・
ですぐ消えて、
でさ、今、思い出したんだけど、その人、見てるのよ、昨日
何にも見えなかった、と思ってたけど、見てる!
三人、女の人が坐ってた、
その真ん中のひと、絶対そうだと思う、
きょうは、一人だったね・・・・、」
「 つづけて、二回も登場? ガイドさんだね! 」
つづく