阿蘇で買った、5枚の中の一枚、
これ!
The “ SО ” Chоrd 、
おお、いよいよですな、と逸る心を押さえ、
もしも、スゴすぎる体験だったら!
・・・・・どうしよう!、・・・・どう、
ポチっ、
好奇心の、勝ち!
目を閉じる、
うねるような、音響パターン、
いつもの準備にはいる、
深い呼吸に・・・・変える、・・・・・すう~・・・、
ふう~・・・・、
・・・・・・・・す~う、・・・・
いつまでも、同じパターン、 あれ?、ひょっとして、
・・・・ずっと、これだけ?
の、ようだ、
すう~・・・・・、ふ~う~・・・
ユラユラと、身体がゆれだす、水の中に浮かんでるよう、
いつも通りだ、
F12?・・・
やがて、なにかが・・・見えてきた、
野菜?薬草?
それぞれが、籠に盛られて、長~い台の上に並べてある、
籠はたくさん、20くらい、
青い干し菜のようなのを、一つ、つまんで口に入れた、
うん・・?、なんの味もしない、
ずっと向こうの、壁際の、出口に近いところに、
オレンジの服に、エプロンつけた、売り子さんがいた、
近づいてみると、
血色のいい、中年のおばさん、
トレイに、小ぶりの、プックリとした人参が並べてある
浅漬け?、
ハーブのいい香りにつられて、一つ食べた、
あ、おいしい、これ!、
いつの間にか、つぎの部屋に移っている、
広~い、ホールの真ん中あたりにいるようだ、
明るい、
おや、目の前にモアイさんが、
その左にもう一人、ダレか、
長身、イケメンの若い男性、外国の人だ、
モアイさんより、アタマひとつ高い、
妙に、親しそう、
モアイさんは、私に、くどくどと、
何かしゃべっている、
「 だから、アレを買ってくるから」と、言う、
つまり、これを言いたかったらしい、
「 そう言ってるから、一緒に行って買ってくるよ」 と、もう一人も、
「 買ってくれば、いいじゃない 」と、 答えながら、
な~んか、さっきから感じてる、違和感、
わかった!、
よこの男性の、アタマだ!、アタマ、
髪型がへん、・・・・何かに?・・・・・、
そうだ、河童?、金髪の、
それが、とがった高い鼻や、薄い唇の
クールな目と、い~い感じに そげた頬の、
せっかく、イケてる顔の上に、・・・・・・おかしいでしょ、
あなた、なんで、そのアタマ?
それに、・・・あ、服も!
なれなれしく、モアイさんの肩に手をまわしてるけど、
光りもんのシャツに、短かすぎるズボン、
タイツ? 、それ、
・・・緑の!
・・・・・・・・・う~ん、・・・
ナニモノですか、あなた?、
ふたりは、「 じゃ、」、と言うと、
さっさと、向こうへ行ってしまった、
大股で歩いてゆく、変な格好のイケメンさんを、
腰痛もちの モアイさんが、ちょちょこ、小股で追っかけてゆく、
しっくりしてる、
兄弟みたいだ・・・・
気がつくと私は、
チューブのような、丸い形をした、トンネルの中を
スゴいスピードで飛んでいた、
それが、ずっと、ずっと続いて、
いつか、眠って・・・・・
終わりになった、
やっぱり! スゴい!、・・・・・このCD、
モアイさんのガイド、に会っちゃったようです、
なんと!
それにしても、
道化!、なんで?、
いつか見た、映画の、ピノキオ、にも似てたような・・・
つづく