首をひねりながら、帰っていった妹が、
翌日もまた、やって来て、
と言うんです。
聞くと、ゆうべは、(この人は、寝る前にヘミシンクをやります。
で、すぐ寝ちゃうんですけどネ。)
それが、気になって、気になって、
なかなか、ヘミに集中できないでいたら、
ダレかが、髪の毛をしきりに、
ツンツン、ツンツンて引っぱるので、
思わず目をあけると、
紫色のものが、ポンッと目の前に現れて、
それは、
みるみる内に、拡がってゆき、
部屋中を明るい紫色に
染めてしまったそうです。
あまりの、キレイさと、フシギさに、
呆気にとられて見ていたら、
やがて、だんだん・・・・・色がうすくなってゆき、
また、元の暗い部屋に
もどったとか。
ラベンダー色は、
その頃よく妹が、エプロンの下に着ていた、
Tシャツの色でした。
人は亡くなっても、それで終わりじゃないんですネ。
心の底からそう思う出来事でしたよ。