ウチには寝たきりのワンコがいます。
14才。9月で15才になるので立派な老犬ですが。
老犬ゆえに寝たきりになったのではなくて6年前の8才の時にヘルニアになりました。
ヘルニアになりやすい犬種のミニチュアダックスです。
ヘルニアを発症する中の数%が進行性骨髄軟化症という重篤な病を発症します。
ヘルニアを発症している背中から頭部に向かって骨髄の中の神経が壊死していき、やがて脳内の呼吸を司る神経が壊死すると呼吸が止まると。
一週間以内には亡くなると言われました。
ところが奇跡的に胸のあたりで壊死が止まり命を長らえたのです。
その代わり、胸から下は完全に麻痺してしまい二度と起き上がれなくなりました。
後ろ足だけの麻痺なら犬用の車いすなどで歩くことも出来たかもですが。
胸からの麻痺なのでくにゃくにゃで前足の神経もだいぶ弱っていたので完全に寝たきりとなりました。
ごはんも寝たままでスプーンで食べさせます。
ウンチは押し出しで溜まれば自然に出ます。
オシッコは膀胱を圧迫して2~3時間おきに絞ります。
床擦れにならないように2~3時間おきに体位をかえます。
そんな生活がかれこれ6年間続いています。
こんな状態で6年も生きるのは奇跡的だとかかりつけの獣医さんに言われます。
免疫性の皮膚病になったり、床擦れが出来たりほんと色々ありました。
全面的にお世話をしてくれているのは、ばあちゃんなんですけどね。
ほんと、よくやってくれてます。
そんな生命力のある子なんですけど、最近元気がなく、ご飯もあまり食べなくなり、声を掛けても起きなかったり。
年齢的にも老衰かもです。
もう、やばいのかな?来るべき時が来たのかな。と家族で泣きそうになっています。
この夏を超えて9月に15才を迎えてくれるのかな。
今日は湿っぽい話しでスミマセン。
ではまたね