サンチャイルド撤去 と 赤坂憲雄氏の日曜論檀 について | 秋桜の日記~福島県民200万分の1の声~

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福島の自然・福島の日常・福島県民の一人である私の想い・そして福島の歌うたい「aveさん」の事を書いています。
福島県民の200万分の1の声と思って聞いていただければ嬉しいです。

福島市のサンチャイルドが早々に撤去されたのは

8月28日付の福島民報 日曜論檀に掲載された
福島県立博物館長 赤坂憲雄氏の寄稿がとどめを刺したのではないかと
個人的には思っています


私も 一番最初に この像が福島駅前のこむこむに設置されると聞いた時
その像が着ている服が「防護服」であった事 胸の放射線量を示す数値が「000」を示している事に
『違和感』を持ちました

しかし ただそれだけで
わざわざ見に行かなければ目にすることもないだろう 仕方ないな。と考えていました

その後
ツイッター等で 同様に違和感・嫌悪感を表す意見と同時に

信夫山ネコさんの HPで
設置に至った経緯 推進した団体の存在 その団体に賛同している人々・・・の情報を知ることになりました
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/
ヤノベケンジ氏と佐藤彌右衛門氏の大ウソ 赤坂憲雄氏は大ウソ隠蔽 16年11月17日にヤノベ氏が佐藤氏「基金」にサンチャイルドを寄贈したのが事実だ

また フリーランスライターの林智裕さんの 冷静かつ丁寧な記事
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57167
防護服を着た子供像「サン・チャイルド」は、なぜ福島で炎上したのか
「被災地と現代美術」がもつ複雑な問題

で 他県の方々にも 反対している県民の気持ちが理解されたと思います


木幡 福島市長は
つい1週間前の8月22日には
「像を見て福島が危ない地域と思う人はいない」などと 撤去の考えはないとしていました

https://jp.reuters.com/article/idJP2018082201001328
防護服像問題で福島市長反論

それが アンケート等の結果もあったにしろ
わずか一週間で 考えを変えるとは 正直驚きました


撤去決定の2日前の日曜日
福島民報の日曜論檀には 像の設置にかかわった人の1人でもある
福島県立博物館長の 赤坂憲雄氏の記事が載っていて

これがまた、驚きの内容でした
https://twitter.com/Nonbeekaeru/status/1033485424742739968

題して『不安に怯えるカナリヤよ』
内容は
『数字は権威という鎧をまといながら嘘をつく
「ゼロでなければ安全でない」という不安を科学が追いつめている』などの出だしに始まって
あろうことか あの小佐古参与の涙の記者会見を取り出して 年20ミリシーベルトの基準値を批判し
「今もそこにある」
ときたもんだ。

私は あの小佐古のおっさんの茶番が どれだけ福島を混乱させたことか・・・と今でも怒っている
出来るものなら もう一度出てきてもらい
同じことが言えるなら言ってみろと思っています

こうした 科学より情緒の意見は
いわゆる「福島は危険です!避難してください!!子供を殺す気ですか!!!」の界隈から
うんざりするほど聞かされてきました

この記事のお蔭で
そんなテンプレートな話を未だ言う方々の思惑が
サンチャイルド設置の背景にあるのかと 改めて知る事となったのです
 
書いておきますけれど 「20ミリシーベルト/年」というのは あくまでも「基準値」であって
「そこにいると 20ミリシーベルト/年被曝しちゃうよ」というわけではありません
実際 福島県内の避難区域以外(解除されたところを含む)に住んでいても 20ミリシーベルト/年はおろか
1ミリシーベルト/年以下がほとんどです
よく 反被爆の方々が 「福島の人は20ミリシーベルト/年の被曝を強いられている!!」などとほざいていますが
そう言うなら 「福島に住んで20ミリシーベルト/年被曝して見せてみろ!」と言いたいです
 
言うなれば
食品の基準値が 100ベクレル/㎏だからといっても 福島の食べ物は 総てが100ベクレル/㎏じゃないと言えば
福島の人には分かりやすいでしょうか?
 
赤坂さんが 何故このような間違いを平気で言えるのか 考えてみると
『小出さんの講演会でも聞いたのかな』と思いついたら
すとんと 腑に落ちました
 
佐藤弥右衛門さんの お友達だものねーww
これでは 桃の涙も 最後には 失望の涙を流しそうです。。(T_T)
 
そして 後半には
『あらゆる数字を揺らぎの中に投げ返し・・・』だとか『たかがアート、されどアート、アートはいつだって不安に怯えるカナリヤ・・・』だとか
これぞ
「ちょwww なに言ってるか分からないwwww」アセアセ
でした汗
 
数値をあやふやに投げないで下さいよ!
福島県は 地道に正確な数値を積み重ねて ここまで立ち直ったんじゃないですか?
と私は思っていますよ。。。

木幡さんも
これ以上 かたくなに設置を続けていると
自身のボロも出てしまう恐れもあり(もう出ているんですけれど)
早急な 撤去発表となったのかもしれませんね


いずれにしても
この先の サンチャイルドの受け入れ先も まだ決まらないまま
多分に解体されたまま保管となるのでしょうか?

震災後 今までいくつかの場所で それなりの評価を受けて立っていたチャイルド
ここにきて 批判の標的にされて 可哀想な気もします
チャイルドに罪は無いと、思います
きっと その役目を終えたのだと 思います


個人的意見としては
やっぱ 設置場所が良くなかったですよね

こむこむは まだ一度しか行ったことはありませんが
街なかだし 像を見るには 真下から見上げる形になるのかな?

これが 四季の里とか吾妻運動公園とか
広い場所で 遠くから見える場所なら 圧迫感もなかったのかな・・・と。

思いました

知らんけど。
 



最後に付け加える話として
「防護服がトラウマ」という件に関しては
「んじゃ フクイチで作業員が着ている防護服もダメなの?」というツイートを見ました

それは 違いますね

正確には
「それが必要でない場所での防護服や線量計」だと思います

防護服までではなかったものの
ガイガーカウンター片手に福島を訪れて「可哀そう」と涙した吉永小百合さんには
私は ありがた迷惑しか感じませんでした

福島にいらして 家屋の除染作業を視察なさった天皇陛下が
そのお立場からも 防護服の着用を勧められたかもしれないのに(私の想像です)
そのままの普通の姿であったことは
私には 心から嬉しく、本当に有り難いと思った事でした。

震災直後から
作業員の方々には 尊敬と感謝の念しかありません

そういうことです。