東京の小学生が自由研究で見た 「福島の今」 | 秋桜の日記~福島県民200万分の1の声~

秋桜の日記~福島県民200万分の1の声~

福島の自然・福島の日常・福島県民の一人である私の想い・そして福島の歌うたい「aveさん」の事を書いています。
福島県民の200万分の1の声と思って聞いていただければ嬉しいです。

TV9月6日放送のNHK総合テレビの「はまなかあいづ」

夏休みの自由研究で「福島の今」をテーマに選んだ小学生の話題が取り上げられたのを見て感動しました。

「自分で直接見て、聞いて、感じたことを正確に伝える」というジャーナリストとしての基本を
木下黄太や自由報道協会の連中に教えてやりたいです。
むかっ(怒り)

下のNHK福島のホームページから番組を見ることができますが
公開日は限られているようなので、出来る範囲で文字にしてみました。
ぜひ、早めにご覧くださいm(_ _)m

はまなかあいづ オンライン
http://www.nhk.or.jp/fukushima/hamanaka/index.html

9月6日放送
http://www.nhk.or.jp/fukushima/furusatonews/movie/chapter_0906.html
17:18~24:15

■東京多摩市の小学6年の 山根歩君
福島の祖父母の家に滞在した2週間、福島で何を感じ、東京のクラスメートに何を伝えたのか。

■浪江町から避難している人達が暮らしている、福島市の仮設住宅を訪ねました。福島の現状を自分の目で確かめたいと思ったからです。

一人暮らしのおばあさんを訪ねる
歩「淋しいですか?」
おばあさん「淋しいわい、誰も居ないからしょうがない」

若い人は県外などに避難して、一人で暮らすお年寄りが多い事を知る

自治会長から、いつ帰れるか将来の見通しが立たない苦しみを聞く
自治会長「今の状態と言うのは長く続けたくない。早く何とかしたいとは思うけれど、まあ無理だなという思いの方が強い。浪江に帰りたいと思うけど もう帰れないと思っている方が強い」

仮設住宅の周り・・・・花や果物が植えられている

厳しい避難生活の中で、少しでも希望を見出そうとする姿も記録する

■福島市の果樹園
風評被害の話を聞く
農家の人「贈答用の桃の売り上げは半分以下」
検出していないのに、消費者に受け入れられていない現実を知る

歩「低いという結果が出ているのに、それでも売れないというのは厳しいですね」

■東京に戻った歩君
福島新聞という壁新聞を作り、出会った人30人の写真と言葉を記す

福島の復興は簡単ではないと感じる

歩「行く前は被災地はもう少し人が多くて片付いていると思ったら、時は止まったままで、もとの様子に戻るにはまだまだ時間がかかると。。。」

■学校での発表

「震災で家族を失い、未だに一人で苦しんでいたり、涙を流している人がいました。
それだけでなく、原発で避難している人は、いつ帰れるかわからなくて、後、数年は慣れない仮設住宅で暮らすことになります。
福島市内の農家の人は「風評被害で売り上げは伸びないが負けたくない」と強く思っています。」


質問「取材している時に元気がなくて声が小さかったりする人はいましたか?」

歩「泣いている姿は表には出さないで、家の中に一人でいる時に泣いていると聞きました」

■まとめ
東日本大震災は まだ終わっていません。まだ悲しい想いをしている人が沢山います。

だから、僕たちは、この人たちのこと、震災のことは、絶対に忘れちゃいけないと思います。
そして、今、被災した人に対して、自分が何ができるかを考えて、応援することが大切だと思います。

福島の人は苦しいだけでなく 前向きに頑張っている人も多い事が分かりました。

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歩君のような子が、福島に心を寄せてくれて、そして、クラスの子たちも真剣に話しを聞いてくれて、嬉しいです。
冬休みには また来て、話を聞きたいと言っていました。
ぴかぴか(新しい)ありがとう。