【高校生の不登校・卒業できない】無気力な息子が心を閉ざす本当の理由と親ができる対応法🌱
おはようございます
不登校専門カウンセラー
韮塚かおりです。
今日は、高校3年生のお子さんが「学校に行けない」「このままだと卒業できないかも…」という状況で、親としてどう向き合えばいいか?というテーマでお届けします。
とくに、息子さんが無気力で将来の話にも怒りをぶつけてくるような時、「どうしたらいいの?」と戸惑っている親御さんに向けて、具体的な対応法をお伝えします✨
💡なぜ高校3年の今、不登校が深刻になるのか?
「卒業がかかっているのに、息子がまったく動かない」
「何を言っても『うるさい!』『関係ない!』と怒鳴られる…」
そんな状況は親にとって本当に苦しいものです。
でも、まず知っておいてほしいのは――
お子さんは「将来なんてどうでもいい」と思っているわけではありません。
むしろ、心の中では「こんな自分じゃダメだ」「もう取り返しがつかないかも…」と強い自己否定の感情に押しつぶされそうになっている可能性が高いのです😔
無気力や反発は、その裏にある「不安」や「無力感」のあらわれ。
だからこそ、親が感情的にぶつかってしまうと、お子さんはますます心を閉ざしてしまいます。
🧭今、親がすべきは“判断を急がせる”ことではない
「このままだと卒業できないよ」
「どうするつもり?」
「将来どうするの?」
そんなふうに問い詰めることは、逆効果になることがほとんどです。
なぜなら、本人はとっくにそれを分かっているから。
でも、動けない自分を責めて、どうしていいか分からなくなっているのです。
そんなときに必要なのは「追い込むこと」ではなく「選択肢を見せること」。
そして、自分で選ぶ責任と自由を感じさせてあげることなんです🍀
🎓現実を見せる4つの選択肢
では、どんな選択肢を提案すればいいのでしょうか?
以下のような「現実的な選択肢」を、感情を込めず、事務的に伝えるのがおすすめです。
-
留年して、今の学校でやり直す
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退学して、家を出て働く
-
全寮制など環境の変わる学校へ転学する
-
今できることをやって、卒業を目指す
そして、「家で何もしない」という選択肢は用意しないのがポイント。
これは“追い詰める”ためではなく、“選ばせる”ための対応です。
最終的に本人が選んだ選択なら、それがどんな結果になっても、納得しやすくなるのです😊
💬親が感情的になると、悪循環に
ついイライラして「もう勝手にしなさい!」なんて言いたくなるときもありますよね。
でも、そうした言葉は、「やっぱり自分は見放される存在だ」と感じさせてしまいます。
親が“見捨てない存在”であり続けること。
そして、“あなたの人生を応援しているよ”という姿勢を、感情をぶつけずに伝えること。
それが、子どもが心を開き、もう一度歩き出すきっかけになります🌸
📝今すぐできる対応チェックリスト✨
✔ 息子さんの気持ちをまず聴く
✔ 両親で対応の方針をそろえておく
✔ 提案の前に「どうしたいと思ってる?」と尋ねる
✔ 上記の4つの選択肢を事務的に伝える
✔ 「何もしない」は選択肢に入れない
✔ 感情的に責めない
✔ 結果を急がず、本人の変化を信じて待つ
🌷まとめ:今できることを、親から始める
お子さんが心を閉ざしているように見えるとき、実はその裏には「本当は助けてほしい」「自分でもどうしていいか分からない」という叫びが隠れています。
高校3年生という大事な時期に不登校になるのは、本人にとっても相当なストレスです。
だからこそ、親が「今この瞬間にできること」に目を向けてみてくださいね🍀
親の落ち着きと信頼のまなざしが、子どもにとって何よりの支えになります。
今日もブログをお読みくださり、ありがとうございました!
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不登校専門カウンセラー 韮塚かおり