太川陽介さんがチームを組み、

相手チームと戦う企画だ。

 

先日、3時間半の特番を見たのだが

これが面白い。

 

スタートからゴールを目指し、

太川チームはバスだけで、

相手チームは電車だけで向い、

先にゴールした方が勝ち。

 

とてもシンプル。

だけど面白い。

 

いや、

シンプルだから面白い。

 

シンプルだと

で、それで何ができるの??

面白くなるの?

と言いたくなるもんだけど

それは実は逆で

制約がある方が面白くなる。

 

制約がある方が面白くなる

のはよく知られていることだけど

実はテレビ番組では

あまりそう言う風には考えない。

 

何が支持されるか分からないから

なんでも入るように広く構えておいて

あらゆる方向にシフトできるように

変化できるように準備をしておく。

 

せっかく立ち上げた番組は

とても大切で、

すぐに他に変えられるわけじゃない。

 

そして、視聴者の口に合わないものを

ずっと出し続けるわけにはいかないからこそ

この自由度が大切だったりする。

 

そんな中、

水バラは旅というジャンルの中で

鉄道VSバスということにグッと絞った。

 

広いか狭いかでいうと狭い。

でもこれで行けるんだ。

 

番組を見ていてそう感じた。

 

旅先で

今から@@へ行くときに、

バスと鉄道、どっちが早く着くのかな?

というのは誰もが思ったことがあるはず。

 

そんな共通の体験をベースにしてあるから

スッと入り込める。

 

そして

バスにかける太川さんの本気度、

相手の鉄道にかける思いも真剣だ。

 

バラエティだけど遊びじゃない。

最後の涙がそれを物語っていた。

 

だからこそ

バスと鉄道で対決というシンプルなルールなのに

盛り上がる。

 

バスしか使えない。

鉄道しか使えない。

さあ、どうする?

 

そのピンチにぶち当たり

克服する知恵と努力がすごい。

 

そしてそこで起きる予想外の出来事の数々。

 

これは、

バスしか使えない。

鉄道しか使えない。

という制約がない旅では生まれないと思う。

 

制約があるのは制作スタッフも同じ。

こんなギチギチのルールの中で

こんなに面白くできるんだ!

そんな気合が感じられた番組だった。

 

出演者もすごいし

スタッフも素晴らしいと思う。

 

正直、3時間半も見ていられるのかな。。

と思っていたけど、

見始めたら最後、

最後の最後まで魅せられてしまった。

 

もうこれはお見事。

素晴らしい番組。

エンタテインメントだった!

 

#エンタメ

#企画