出雲大社の大晦日・元日に関するあれこれをご紹介。

 

 

 

 

今年も残すところ10日を切りました。

 

もうすぐ、お正月。

正月三が日に、神社やお寺に初詣に行かれる方も

多いのではないでしょうか。

 

私も高校の頃まで、毎年元日に家族全員で

出雲大社に初詣に行っていました。

 

今日は、出雲大社の

大晦日・元日に関するあれこれをご紹介します。

 

 

 

お正月の定番曲「一月一日」

 

 

 

 

お正月の定番曲「一月一日」。

 

過去のブログでご紹介しましたが、

3つある「一月一日」の歌詞の中で、

現在で最も歌われている

「年の始めの 例とて」から始まる歌詞は、

出雲大社の第80代出雲国造である「千家尊福」氏が

作詞されたものです。

 

 

 

 

出雲大社の神楽殿の隣には、「一月一日」の歌碑が、

参道の勢溜のそばには、「千家尊福」氏の銅像が

設置されています。

 

初詣に出雲大社に参拝される際はぜひ、

ご覧ください。

 

 

出雲大社の「おみくじ」

 

 

 

 

神社の初詣といえば、

今年の運勢を占う「おみくじ」。

 

出雲大社では、御守所で購入することができます。

 

一般的に神社の「おみくじ」には、

「大吉」や「吉」、「凶」、「大凶」と、

運勢がはっきりと書かれていますが、

出雲大社のおみくじは

これらの言葉が書かれておらず、

それぞれの運勢を神様が直接

教えてくださります。

 

ちなみに私は、中学2年の年に、

神様から「油断大敵」と助言されました。

 

 

なお、おみくじを引いた後に、

神社の境内の木に

おみくじを結ぶ方がおられますが、

木が痛んだり、成長の妨げになりますので、

絶対にお止めください。

 

引いたおみくじは、

お持ち帰りになられるか

おみくじ掛けに掛けましょう。

 

 

 

出雲そばで「年越しそば」

 

 

 

 

大晦日の食べ物といえば「年越しそば」。

 

出雲名物「出雲そば」。

 

出雲そばには、丸い容器に入った

冷たいお蕎麦の「割子そば」と、

麺を水洗いせずに

そのままそば湯と一緒に器に入れた

温かいお蕎麦「窯上げそば」の2種類があります。

 

 

勘違いされる方が多いですが、

「出雲そばの発祥の地」は、

出雲市ではなく、松江市です。

 

 

出雲地方の蕎麦文化は、

江戸時代初期に信州松本藩から移ってきた

松江藩・松平家初代藩主「松平直政」が、

信濃から蕎麦職人を連れてきたことが

始まりとされています。

 

 

「割子」とは、

「中に仕切りのある弁当箱」という意味で、

江戸時代は、お弁当箱のような四角い容器が

使用されていました。

 

しかし、四角い容器だと四隅が洗いにくく、

衛生上に問題があるため、

明治時代には、現在のような

丸型の容器になりました。

 

外でお蕎麦を食べるために

「そば弁当」として開発された

冷たい「割子そば」に対し、

出雲大社をはじめとした

出雲地方の神社の神在祭で、

温かいお蕎麦を屋台で販売するために

開発されたのが、「釜揚げそば」です。

 

 

屋台では、麺を洗うのが難しく、

提供するのに時間がかかってしまいます。

 

そこで考案されたのが、

ゆでた蕎麦を水洗いせずに

そのままそば湯と一緒に器に入れた

「釜揚げそば」です。

 

 

「割子そば」も「釜揚げそば」も、

お蕎麦に直接つゆをかけて、

薬味を乗せて頂きます。

 

つゆや薬味の量を自分好みに調整できるのも、

「出雲そば」の魅力です。

 

 

出雲大社の周辺には、

この「割子そば」と「釜揚げそば」の

2つのお蕎麦のセットメニューを提供している

お蕎麦屋さんが数多くあります。

 

 

写真は、神門通りにある

「そば処 出雲えにし」さんの

「割子釜揚げセット」。

 

島根県産をはじめ、全国から産地を厳選した

国産の蕎麦の実を

一番粉から五番粉外皮まで挽く

「挽きぐるみ」で自家製粉した

色が黒くてコシが有り、

香りが高いこだわりのお蕎麦です。

 

 

年末年始に出雲大社を参拝される皆様。

出雲に帰省される皆様。

 

ぜひ、「そば処 出雲えにし」さんで、

出雲名物の「割子そば」と「釜揚げそば」を

味わってみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 出雲大社の初詣は、一畑電車またはシャトルバスで

 

 

 

 

正月三が日と1月4日の初詣の期間は、

出雲大社の周辺の駐車場や道路が大変混雑します。

 

1時間たっても、車がほとんど進まないほどの

激しい渋滞が発生します。

 

私も子供の頃、この長い渋滞を

何度も経験しています。

(父が電車などの公共交通機関を利用するのが

大嫌いな人だったので、

我が家では毎年、車で

出雲大社の初詣に行っていました。)

 

 

正月三が日や神在祭の期間に

出雲大社に参拝される際は、

車よりも電車の方が楽です。

 

 

一畑電車のご利用をお願いいたします。

 

 

 

 

なお、正月三が日は、

「正月特別ダイヤ」で運行されます。

 

 

 

 

通常の休日ダイヤでは、

日中の時間帯は、急行「出雲大社号」を除き、

電鉄出雲市~出雲大社前間の直通運転と

川跡と松江しんじ湖温泉を往復する

ダイヤが組まれていますが、

正月三が日は、一部の電車を除き、

松江しんじ湖温泉~出雲大社前の直通運転となり、

電鉄出雲市発着の電車は川跡発着となります。

 

川跡駅でのお乗り換えにご注意ください。

 

 

また、1月4日は土日ダイヤで運行されますが、

この日限定で、

出雲大社前~電鉄出雲市間の

臨時特急が運行されます。

 

 

 

 

 

 

お車で出雲大社に参拝される皆様へお願い

 

 

平成の大遷宮や神在月・神在祭で

有名となったこともあり、

最近の出雲大社は、

初詣や神在祭の期間だけでなく、

GWやお盆の長期休暇の期間も、

周辺の道路で、激しい渋滞が

発生するようになりました。

 

今年の出雲大社の神在祭の期間には、

大社町にお住いの皆様が利用される

生活道路でも渋滞が発生しました。

 

年末年始にお車で出雲大社に参拝される皆様。

 

渋滞回避のために

生活道路を通行することは、

地元の皆様のご迷惑となりますので

ご遠慮ください。

 

一畑電車の「パーク&ライド」や

浜山公園から運行されるシャトルバスの

ご利用をお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年末年始、観光や帰省で

出雲大社に参拝される皆様。

 

良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 

 冬の日本海の荒波をイメージしたお饅頭

 

 

 

 

強風が吹き荒れる

冬の日本海で見ることができる「波の花」。

 

岸辺の岩に打ち付ける荒波が白い泡となり、

風に吹かれて花のように舞い上がります。

 

 

日本海に面する島根県松江市で生まれた

銘菓「朝汐」は、

その「波の花」の様子を

表現したお饅頭です。

 

 

つくね芋を使用したしっとりとした生地の中に、

上品な甘さの皮むき餡が入っています。

 

 

 

 

松江市内の多くの和菓子屋さんで

製造されている「朝汐」ですが、

元祖は、「風流堂」さん。

 

風流堂さんの二代目・隆平さんが創製され、

それ以来、朝汐は松江を代表する銘菓として

広く親しまれています。

 

 

 

 

 

 

通常の小豆餡と、

松江の珈琲店「IMAGINE.COFFEE」さんの

コーヒー豆を使用した

「コーヒー朝汐」があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「朝汐」をベースにしたご縁菓子「ご縁をむすび」

 

 

 

 

風流堂さんでは、

この「朝汐」をベースにアレンジした

様々な和菓子が販売されています。

 

その中のひとつ

「ご縁をむすび 五縁の味わいひとくち饅頭」。

 

 

 

 

先ほどご紹介した、通常の小豆餡の「元祖朝汐」、

IMAGINE.COFFEEさんの「珈琲」に加え、

島根県安来産のイチゴを使用した「いちご」、

松江産の獅子柚子を使用した「獅子柚子」、

松江の老舗茶舗・中村茶舗さんの

香り高い抹茶を餡に練り込んだ「抹茶」の

地元の素材を取り入れた、

5色の小さな朝汐が入っています。

 

 

 

 

 

人とのご縁、土地とのご縁を

テーマにしたプロジェクト

「松江OKS(お菓子)プロジェクト」

によって生まれた

縁結びの街・松江ならではの

華やかな「ご縁菓子」です。

 

 

 

 風流堂さんの冬の名物「かぶらむし」

 

 

 

 

もうすぐお正月。

風流堂さんでも、

「正月菓子」の販売が始まっています。

 

その中のひとつ「かぶらむし」。

 

風流堂さんを代表する銘菓「朝汐」で、

冬野菜の「かぶ」を表現した

可愛らしいお饅頭です。

 

元祖「朝汐」と同様、

つくね芋の香りがほのかに香る

しっとりとした生地と、

上品な甘さの皮むき餡が

とても美味しいです。

 

昨年まで販売されていた白色のお饅頭に加え、

今年は紅色のお饅頭も製造されており、

紅白のお饅頭が楽しめる

セット商品も販売されています。

 

 

 

 

年末年始に帰省されるご家族への

おもてなしや家族団らんにおすすめです。

 

 

古くから松江市民に愛されている

冬の名物「朝汐」。

冬の松江観光や帰省のお土産にぜひ。

 

 

 

 

 

 

 

 松江の観光や出張にも便利な出雲空港

 

 

 

 

本日12月17日は、「飛行機の日」。

 

 

島根県出雲市にある空港「出雲空港」。

2010年には、出雲大社の「縁結び」にちなんで、

「出雲縁結び空港」の愛称がつけられました。

 

出雲市はもちろん、

松江市の観光や出張にも便利な空港です。

 

 

その出雲空港からは、

東京(羽田)・静岡・名古屋(小牧/中部)・

大阪(伊丹)・隠岐・福岡を

結ぶ路線が就航しています。

 

 また、8月の月・水・金・日曜日には、

期間限定で札幌(新千歳)便が就航します。

 

 

東京・大阪・隠岐・福岡・札幌(8月限定)便は、

JAL(日本航空)系列の航空会社が、

静岡・名古屋便は、

FDA(フジドリームエアラインズ)が

担当しています。

 

 

 

 

東京便と8月限定の札幌便は、JALのジェット機で、

大阪便は、ジェイエアのジェット機で

運航されています。

 

隠岐便と福岡便は、

日本エアコミューターのプロペラ機で

運航されています。

 

 

JAL | 路線・時刻表

 

 

 

 

静岡便と名古屋便(小牧/中部)は、

FDAが運航しています。

名古屋便は、小牧便が1日2往復、

中部便が1日1往復運航されています。

 

静岡便も、1日1往復の運航です。

 

 

 FDAの飛行機「しまねっこ号」

 

 

 

 

「スーパー戦隊シリーズ」のように、

機体によって色が異なる

カラフルな機体が特徴の「FDA」の飛行機。

 

2024年、FDAの就航としまねっこのデビューが

15周年を迎えたことを記念し、

9月に島根県が黄色の「FDA7号機」の

ネーミングライツ(命名権)を取得して、

「しまねっこ号」と名付けられました。

 

 

当初は、今年の3月の終わりまで

「しまねっこ号」として運航される予定でしたが、

好評につき期間が延長され、

来年の2026年3月の終わりまで

運航が継続されています。

 

 

出雲空港を発着する

定期便・チャーター便はもちろん、

出雲空港発着便以外の

全国の定期便・チャーター便でも使用されており、

日本中を飛び回っています。

 

FDAの公式サイトで、

前日・当日・翌日の各路線・便の

機体の使用状況が確認できます。

 

 

 

 

 JR松江駅や出雲大社を結ぶ「空港連絡バス」も運行されています。

 

 

 

 

また、出雲空港からは、

「松江一畑交通」が

JR松江駅を経由して、

一畑電車の松江しんじ湖温泉駅を結ぶ空港連絡バスを、

 

「出雲一畑交通」が

JR出雲市駅行きと玉造温泉行き、出雲大社行きの

空港連絡バスを運行しています。

 

 

 

 

 

 

 

飛行機の発着時間に合わせて

運行されているので、とても便利です。

ぜひ、ご利用ください。

 

 

山陰の空港で

最も路線と便数が多い「出雲空港」。

 

出雲市や松江市を

観光、帰省、出張される際はぜひ、

出雲空港を発着する航空機をご利用ください。