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ASEAN Business NOTE

ASEANでのビジネスをする中での気づき・メモ

今日の一コマから。


今日はクライアントの新規出店の準備を手伝いでお店の進捗をチェック。

その準備の中でクライアントであるそのお店のオーナーのSさんから相談(というより愚痴に近いかな・・・)を受けた。


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S:「ウチのDが全然指示したことをしない。」

 :「最初はやるけど、気づいたら飽きて別の作業をしている。彼はダメだ・・・」


僕:「彼は気が多いんですね」

S:「そうなんだよ~。どうしたら言うことを聞くのかアイディアない?」



僕:「いやいや、彼を変える必要ないですよ。彼はトゥクトゥクの運転できますか?」

S:「できるよ!じゃあ、ドライバーですか?」


僕:「そうです。ドライバーだったら嫌でも動き回りますからね。」

 :「それに、ただドライバーってわけではないです。作業も接客も集客するオールラウンダーで」

 :「まあ、要は雑用ですけど笑」


S:「そうですかー」



僕:「言われたこと”だけ”出来る人材はたくさんいます。だけど、彼らはそれしかできません。」

 :「逆に、気が多くて色んなことに興味があるなら、色んなことをやらせればいい」

 :「Sさんのお店は人員が少ないから、その時々で人手の足りない場所に彼を使ったらどうですか?」


S:「なるほど!」


僕:「というか、彼はダメではないですよ。至って普通レベル。マネージャーのRが優秀なだけ」

僕:「平均的なカンボジア人が活躍できる仕組みは日本人で作りましょう」


S:「そうですね」


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一見、使えないように思えるカンボジア人を切ることは超簡単。

誰でも出来る。


実際、ほとんどのカンボジア人が使えない(日本人からすると)。

それを使えないという理由で切っていたらキリがない。

というか、平均的なカンボジア人は日本人が期待するようには動いてくれない。



そもそも、一握りの優秀なカンボジア人以外では実行不可能な事業設計をする方に問題がある。


その辺のカンボジア人を連れて来ても、ある程度の成果が出る仕組み作りをしなければいけない。


平均的なカンボジア人が活躍できないビジネスモデルはカンボジアでは完全に欠陥品。


彼らが活躍できるステージを用意してあげられるかどうかが、

そのビジネスモデルの完成度の高さを決める。



まあ、優秀な人材じゃないと実行できないのはビジネスモデルとは言わないよね。
日本からカンボジアに来ると、とにかく驚きの連続。

そして、驚くだけならまだしも、怒りを覚える瞬間も多々ある。



僕もカンボジアに来た当初はそうだった。


いちいち街のトゥクトゥクドライバーにイライラしたり。


でも、大切なことはカンボジアという国を受け入れることだと改めて思うようになった。



カンボジアだけでなく、あらゆる国にはその国の文化・価値観がある。

どんなに論理的に正しいことであっても、その国の文化に受け入れられなければ、その訴えも受け入れてもらえない。



日本で通用した常識はカンボジアでは常識ではない。




日本人からすると明らか間違ったこと、おかしなことも

カンボジアでは、至って一般的なこともある。



それに対して、「おかしい!」と吠えてみても周りは変わらない。




変わる必要を感じていないのだから。




それよりも、こちらがカンボジアに適応していく方が上手くいく。

もちろん、全てを肯定しなければいけないということではなく、

一旦受け止めて合わせられる部分やそうでない部分を判断するということ。




まずは全てを否定せず、受け止めることが上手く行くコツ。



カンボジアに来た時、ある人に「とりあえず、楽しみましょう」と言われた。

その意味がわかってきた。