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住友ゴム工業株式会社 表敬訪問

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今日は日帰りで愛知県豊田市にある住友ゴム工業株式会社 名古屋工場へ、優勝報告に行ってきました。

初めてレースタイヤの製造過程を見させてもらいましたが、とんでもない数の行程をこなし、検査し、研究し、我々のレースタイヤが造られていると改めて勉強させてもらいました。

我々ドライバーはサーキットタイヤをテストし、評価をする訳ですが、モノによっては数周走っただけで、これダメ!ってなる事も多々あります。

このタイヤを造る過程を見てしまうと、これからなんて言ったらいいのか!?
本当に沢山の人、材料、研究、様々な技術や労力の塊なんだなと。
我々ダンロップタイヤは、エンジニアリング部門は神戸にあり、レースタイヤの製造は豊田市にあります。
そして造られたタイヤは静岡県にある倉庫に運ばれ管理されるのですが、見れば見るほど、知れば知るほど凄い!の一言に尽きます。(ここの名古屋工場では二輪のタイヤも、GT300のタイヤも、F4のタイヤも造っています。)

ライバルのミシュランはフランスのクレモンフェランで製造して、空輸もしくは船で運んでくるのですが、その日数とか、経費なども考えるとミシュランはとてつもない仕事をしています。

工場を見学しているとあちらこちらに、1000kmで優勝したポスターが貼ってあり、作業員も手を休められないが、私と中嶋さんの方に向かって深くお辞儀をしてくれました。
私からすると勝てるタイヤを造ってくれてありがとう!と伝えたくて今日の表敬訪問をお願いしたのですが、製造ラインの人達1人1人も喜んでくれていたのが嬉しかったです。

今や、スーパーGTは世界で一番タイヤ競争の激しい選手権となりました。
15台中、9台がブリヂストン、3台がヨコハマ、2台がミシュラン、1台のみダンロップなのですが、この1台体制という難しい環境の中で勝てた事は本当に嬉しいです。
ハンディウェイトが少なかったとかいろいろありましたが、それでも我々は勝ったんです。
1台体制というのは、小回りは効きますが、情報量や開発スピードという面では圧倒的に他から劣ります。
そんな中での優勝は今でも信じられないくらいです。

この1勝を期に、2勝3勝としシリーズで戦えるチームにしていきたいです。
私が加わった事でタイヤ開発の力になれたとしたら私は本当に嬉しく思います。

最後に、工場のオフィスにいるみんなと集合写真を撮りました!
もちろん掛け声は
「勝ったどぉ〜〜〜!!!」
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