2016 Super GT 最終戦@もてぎ
スーパーGTの最終戦が終わりました。
土曜日に行われたオートポリスの代替えレース(第3戦)と日曜日に行われた第8戦。
初めて行われた2レース制となったこのラウンドでは、我々ホンダのホームサーキットなのですが、ホンダ勢&ARTAはスピードが足らず悔しい結果となりました。
第3戦
予選:9位
決勝:11位
第8戦
予選:11位
決勝:13位
最終ラウンドでは、トヨタ勢の3機目に投入したエンジンが信じられないくらい速く、日産、ホンダを圧倒する形で2レースを終えました。
ホンダ勢は、今シーズン序盤の2戦で苦戦をし、開発を急ぎ2機目のエンジンを第4戦の菅生に投入しました。
その2機目のバージョンアップは大きく、エンジンだけで言えば負けていないくらいまできました。しかし、今回のトヨタのエンジンは何馬力アップした?と言うほど馬力が上がっていました。Stop&Goのここもてぎではエンジンパワーの差が大きく出るため、予選決勝共に我々の手の届くところにはいませんでした。
ホンダ勢は、シーズンを通して開発の手を緩める事なく、チームと共に全力を尽くしましたが、今回のもてぎのリザルトの通り、我々は3メーカーの中で完敗という形になりました。
チームもシーズン通してもの凄く頑張ってくれましたが、6位が最高位という結果しか残せられませんでした。
これは、ドライバーとしても責任を感じます。
しかし、今ある現状の中でベストと言えるかは分かりませんが、一生懸命やったつもりです。
何度も研究所に出向き、ミーティングもしたし、野尻と一緒に意見を出しながら良い方法はないか?と毎晩考えました。
しかしレースとは、どこか1つのパートが頑張っても、1つのパートが欠けていても結果は残らないのです。
平均点が高くないとダメなんです。
日本のモータースポーツの最高峰GT500クラスはそんなに簡単には勝てません。
ドライバー、マシン、エンジン、タイヤ、そして運がなければ勝てないのです。
非常に難しいカテゴリーであり、だからこそチャレンジする意味も楽しさもあるのです。
我々は負けましたが、すでに2017年に向けて動いています。
自分は、まだどの様な形でどのレースに参戦するかは決まっていませんが、2017年もスーパーGT GT500クラスで戦いたいです。
最後に、今年も応援して下さったファンの皆さん、オートバックス様始め各スポンサー企業の方々、本田技研工業様、ホンダのレースの心臓部のさくら研究所のみなさん、ARTAのメカニック、チームスタッフ、亜久里さん、土屋さん、そして最高のチームメイトの野尻に感謝の言葉を添えたいです。
Never Give Up and We will Pay back next year!!
の気持ちで来年も戦いたいです。
今年も応援ありがとうございました。
松浦孝亮