皆様、こんにちは。
先日、宮城県仙台で行われたコンサート記および旅記を書いてまいります。
今回もセトリが書いてありますので、知りたくない方はスルーお願いします。
2日分を一気に投稿致します😊
なので、とっても長いです(笑)
のんびり読んでもらえればと思います。
~1日目 2024年3月17日~
この日も、あまりよく眠れないまま朝を迎えました。
AM4:00起床。
相変わらずの旅に出る日の朝は早い。
〈宇都宮〉
初っ端から新幹線に乗ってしまいます(笑)
コンサートまで、行きたい場所がありますので。
東北新幹線「やまびこ201号」仙台行
ダイヤ改正で、E2系からE5系に置き換わりました。
〈東北新幹線〉
とても快適な旅が始まりました。
E5系って、ほんと揺れません。
この「やまびこ201号」は、仙台まで各駅停車の列車でした。
宇都宮、那須塩原、新白河、郡山、福島、白石蔵王、仙台…全て停まるので、他の「やまびこ」よりも所要時間が長い列車となります。
〈仙台〉
着きました。
宇都宮から1時間半、あっという間です。
いや~いい天気☀
そして、暖かい、ポカポカする。
もう春だな~
コンサートは仙台市内で行われますが、開演は17:00。
今回は楽屋口で入り待ちをせず、コンサートまで1人旅することにしていました。
〈仙石東北ライン〉
仙台駅で「小さな旅ホリデーパス」を買って、在来線に乗り継ぎました。
首都圏で売っている「休日おでかけパス」の南東北バージョンといった感じのフリー切符です。
〈石巻〉
仙台から仙石東北ライン 特別快速 に乗車して来ました。
仙台-石巻を約50分で走ります。
仙石東北ラインが開業するまでは、仙石線で長い時間かけて来る必要があり、石巻は遠い印象がありましたが、この列車のおかげで近くなりました😊
仙石線経由は、それはそれで景色が良く、大好きですけれど。
今回は、コンサートまでのタイムリミットがありますので…
〈石巻〉
仙石東北ラインは、仙石線沿線の震災復興支援事業の1つとして開業しました。
全ての列車が、HB-E210系ハイブリット気動車による運転です。
仙石東北ラインが走行する、東北本線は交流電化区間、仙石線は直流電化区間、それぞれ電化方式が異なるため、「電車」ではなく「気動車」が採用されました。
〈石巻〉
ここで石巻線に乗り継ぎます。
キハ110系 1両編成 女川行に乗車し、末端の女川を目指します。
〈石巻線〉
石巻線を進んで行くと、海沿いを走ります。
漁船が見えてくると、もうすぐ女川です。
〈女川〉
あ~着いた、着いた。
1年ぶりの女川です😊
女川駅前に出ると、綺麗な街並みが出迎えてくれます。
この道をまっすぐ歩いて行くと、すぐそこは海です。
女川に到着したのは、AM11:00。
まず、お昼を食べてしまうことにしました。
ここまで来る道中、石巻線から車窓に広がる海、そして漁船を見てしまったので、もう頭の中には海鮮しかありません(笑)🐡🍣
〈まぐろ屋 明神丸〉
昨年も食べた「まぐろ」が忘れられず、今年も来てしまいました。
『まぐろ三色丼 特上』
今日も、とっても美味しかったです😆
食べ終わる頃には、外に行列ができていました。
やっぱり人気店なんですね。
2年連続、同じお店で同じものを食べたので、次来た時は、別のお店で食べてみようと思います😊
どうしても、港町に来ると海鮮に行ってしまいますが、あえてイタリアンとか…
今回、女川の街をぶらりしていたら、「おっ!」と思ったお店を見つけましたので🧐
新たな発見があるかもしれません。
駅前の道を歩いて海岸へ。
漁船があって、港町であることを実感します。
港町の雰囲気、好きなんですよね~
この日は、気候も穏やか、海も穏やか、風も穏やか、ポヤ~っとしてしまう心地よい日でした。
まあ~いつもポヤ~っとしてますけど🤣
海では うみねこ が「ニャオニャオ」鳴いてました。
本当に、猫みたいに鳴きながら飛ぶんですね(笑)
〈東日本大震災遺構 旧女川交番〉
女川町は、東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた街。
ここには、当時の女川町の被害状況が書いてあります。
・震度:6弱
・最大津波高:14.8m
・最大浸水高:18.5m
・最大遡上高:34.7m
とても、想像つきません。
13年前、とんでもないことが、ここで起こったのだと痛感します。
交番の遺構を囲むように、女川町の震災の記憶と復興の歩みをパネル展示しています。
震災前の女川町の写真、震災時の写真、復興していく街の様子…
テレビでは報道されない、被災地の復興していく姿が、そのまま事細かに伝えられています。
ネットで検索すれば、被災地の写真は沢山出てきます。
でも、その街に自ら行かなければ、知ることができないこと、感じられないこと、心に想うこと、やっぱりあるのだと思います。
自分が女川町を知ったきっかけは、震災時の報道です。
震災当時、自分は中学1年。
石巻は知っていたが、まだ女川を知らなかった。
もちろん、震災前の女川町がどんな街並みだったかなんて分からない。
写真を見て、こんな街だったのかな…と想像を膨らますしかない。
でも、テレビで見た、女川の街が津波に飲み込まれていく光景、その後の街の姿は鮮明に覚えている。
だから、特に、女川町を想う気持ちが強くあるのかなと思います。
〈シーパルピア女川〉
女川土産も沢山買って来ました😊
天気も良く、かなり人出がありました。
ここは「道の駅おながわ」でもあるんですね。
女川名物といえば…ほやたまご!😋
美味しくて、気分も ほやほや しちゃうんだから~🙃(笑)
この他にも、色々買って来ました。
〈女川温泉ゆぽっぽ〉
お土産を買った後は、のんびり温泉へ。
女川駅に併設されています。
かつては女川駅に隣接した場所で営業していましたが、津波で温泉施設を流失。
震災後、女川駅移設と共に、駅舎と一体化して営業することになりました。
震災を乗り越えて、今こうして営業しているのですね😊
温泉も気持ち良かったです♨
湯上りのアイス、美味しかったぁ~~🍦
女川駅前に掲げられた旗には『START!ONAGAWA』
震災で壊滅的な状況から立ち上がり、街が生まれ変わろうとしています。
その生まれ変わる女川の街中には、新たなスタートに挑戦する人、そのスタートを応援する暖かい人達がいる。
あたらしいスタートが世界一生まれる町、100年後も元気な「港町おながわ」を目指して、地元の方々が考えたスローガンなのだそうです。
『あたらしいスタートが生まれる街へ。START!ONAGAWA』
海鮮食べて、港で海眺めて、お土産買って、温泉入って…
なんだか、僕が女川に元気を貰ってしまいました。
ありがとう、女川。
さて、コンサートへ出発です😙
〈女川〉
石巻線 小牛田行に乗車。
石巻線は、いわゆる「盲腸線」ですので、末端まで来たら、来た道を戻るしかありません。
仙台から、ちょっと遠い女川町。
盲腸線の終点で、こんな宝物のような街に出会えたら、また来たくなっちゃいます。
いや、また絶対来ます😊
〈石巻線〉
旅人は、車窓を見てニコニコ。
地元のお客さんは、車窓なんか関係なしに、ぐっすり。
ローカル線ですね😊
〈石巻〉
帰りは仙石線でのんびり~と行きたいところですが…
今日は、帰りも仙石東北ラインです。
〈仙台〉
仙石東北ライン 快速 仙台行に乗って、石巻から戻って来ました。
ホームに降り立つと、遠いところから…
接近放送:
まもなく、4番線に、団体列車がまいります。危ないですから、黄色い点字ブロックまでお下がりください。この列車は、折り返し、回送列車となります…
興味深い列車接近放送が聞こえてくるではないですか!😆
この瞬間、頭の中からコンサートのことが消え去り、一目散に4番線ホームへ(笑)
(なかなかコンサートの話に入らなくて、ごめんなさい😅)
階段を上っている時、近づいてくる列車の音。
これは電車の音ではない、電気機関車だと確信。
なんだ!?何が来るんだ!?
ソワソワしながら4番線ホームの階段を駆け下りると、銀色の車体が見えてきました。
寝台特急カシオペア~~!!!
今日の牽引機は何だ?と列車先頭へ…
牽引機は、EF81-95号機でした😍
いや~不意打ちでした(笑)
仙台に戻ってきたら、タイミング良くカシオペア見れるなんて…
しかもEF81-95号機だなんて…
ラッキーすぎませんか(笑)
この日は、上野→仙台で団体列車として運行していたようですね。
EF81形電気機関車を久しぶりに間近で見れたことが嬉しくて、あらゆる角度から撮りまくりました(笑)
カシオペアも、北海道に乗り入れなくなってから、だいぶ経ちますね。
一度、乗ってみたいものですが…
うーん、そんな大金はない😅
1人ニヤニヤしながら、撮った写真を一通り確認して。
あ~満足、満足。
なんか、もう、今日のメインイベントが終わってしまったような気分。
ここで、ふと腕時計を見ると…思いの外、時間が経っており…
「あっ!やべっ!今日コンサートだよ!」
と、ここで我に返る始末。
こういう所、本当に昔から変わらないんですよね😅
鉄道のことになると、なんというか、一気に覚醒してしまって本来の目的を忘れる(笑)
いくつになっても、鉄道少年のようで…😒
まあ、これも、1つの才能ということで。(いや、ただの鉄道バカです)
ホテルに荷物を置いて、仙台駅前から市バスで市民会館へ…
そうそう、今日はコンサートで宮城に来ているのです。
危ない、危ない(苦笑)
〈トークネットホール仙台〉
会場に着いたのは16:30丁度頃。
開場時間に着いたので、こうせつファンの皆様とは少ししかお話できませんでしたが…
中には、遠くから手を振っただけの方も👋😅
それでも、お会いできて、とても嬉しかったです😊
また、どこかでお会いできると思いますので。
~セットリスト~
1. うちのお父さん
2. 風に吹かれて 再会篇
3. 虹とアコーディオン
4. 夢一夜
5. ひとりきり
6. 赤ちょうちん
7. マキシーのために
~休憩~
8. 粉雪(リクエスト・弾き語り)
9. 春に想えば(弾き語り)
10. 君がいたから
11. 君しかない
12. 神田川
13. 緑の旅人
14. あの人の手紙
15. 夜明けの風
~Encore~
16. 妹
17. 満天の星
18. 僕の胸でおやすみ
春の歌満載でしたね😊
第2部、ハーモニカを手に取ったので、もしや聴けるかな…と思ったら、聴けました。
大好きな「春に想えば」。
こうせつさんは、今日この曲をどういう想いで歌われたのだろう…
被災地に向けて歌われたのかな…と個人的に思っています。
「春に想えば」で、涙がたら~っと。
心に沁みました。
こうせつさんが、「他の人には言わないでね…」と話し始めた、ちょっと衝撃面白エピソードで笑いあり、歌で感動あり、とても良きコンサートでした😁
〈利久〉
終演後は牛タンを食べに行きました😊
今日は、味噌と塩のハーフを注文。
やっぱり、美味しいですね。
せっかくなので、夜の仙台駅を少し散歩してからホテルに戻りました。
仙台、やっぱりお洒落で綺麗な駅ですね😊
ホテルに戻ったら、とりあえず今日着た服をコインランドリーで洗濯して…
コンサートの余韻に浸りながら、洗濯と乾燥が終わるのを待ち、深夜0:00に就寝。
(いつも家事負担軽減のために、旅先で洗濯までしてから帰ります…笑)
~2日目 2024年3月18日~
〈仙台〉
めっちゃ良い天気~~だけど、ものすごい風…
あれ、雪も舞ってる…😅
2日目は、大学の友人、S.T君とお出掛けすることになっていました。
AM10:00に仙台駅東口に車で迎えに来てくれる約束だったので、その時間に東口へ。
予定通り、再会できました。
S.T君:
おおぉぉぉ~~久しぶり~~!!!
僕:
いや~~久しぶり~~~!!!
楽しみで眠れなかったよ(笑)
S.T君:
小学生の遠足かよ(笑)
このまま定規山向かっちゃうよ!
僕:
運転、お願いします~
お喋りしながら、定規山への楽しいドライブが始まりました。
車の中から見る仙台市街は、とても新鮮に感じます。
S.T君:
こうやって、仙台に来てくれるの、こうちゃんくらいだよ…
僕:
そうなの!?
仙台、好きだから来ちゃうよね(笑)
S.T君:
仙台好きって言ってもらえると、やっぱ嬉しいわ。
あれこれ喋っているうちに、愛子駅付近に差し掛かりました。
この辺りから外は吹雪に🌨
山に近付くにつれて、どんどん雪が強くなってきます。
雪…降るなんて聞いてないぞ??🤣
大倉ダムに差し掛かる頃には、もう2人とも苦笑い。
僕:
吹雪いてて、良い風情だねぇ~🤣
S.T君:
ポジティブだな~😅
とりあえず、定規山に到着。
車を降りたときは、しっかり吹雪いていましたが…
外に出て歩いていると、徐々に太陽の光が出てきました!😲
こんな山奥に、こんな大きいお寺があるなんて…
まだまだ、仙台にも知らない場所が沢山ありますね。
本堂です。
平和を祈ってきました😊
五重の塔もありました。
仙台にあるなんて、知らなかったな…
そして、定規山といえば…
「三角定規あぶらあげ」ですね!😍
1枚150円。
以前、サンドイッチマンがテレビで紹介していたのを見て、いつか絶対食べ行きたいと思っていました。
食べてみた感想…
「こんな美味しい油揚げ、初めて食べた」
揚げたてですので、外はサクッと、中はフワッと。
油揚げって、美味しいんですね😊
ここまで連れてきてくれた、S.T君に感謝ですね!
ありがとう。
定規山を楽しんだ後、お昼を食べに愛子駅方面へ。
僕:
「愛子」を「あやし」と読むって、実は高校生の時に知ったんだよね(笑)
S.T君:
やっぱり「あいこ」だった?(笑)
僕:
うん(笑)
S.T君:
はっはっはっ(笑)
俺も「あいこ」って読んでた🤣
読めないよな~
〈ハングリーハングリー〉
愛子駅近くで見つけた、ちょっと良さげな洋食店。
レトロで懐かしさ漂う、地元密着といった感じです。
平日でしたが、老若男女、混んでました。
地元で人気なんですね😊
注文したのは、メニューに「人気No.1」と書かれていた「ナポバーグ」。
僕もS.T君も、これを頼みました。
それから、ホットコーヒーも☕
S.T君:
マッシュルーム、食べれる?😅
僕:
食べられるよ!(笑)
S.T君:
マッシュルーム全部食べてくれない?
苦手なんだ…🥺
僕:
しょうがないな~~(笑)
S.T君:
うん!
美味い!!!
僕:
うん、うん、これは美味しい!!!
これは、誰かに胸張って紹介できるお店だね😊
S.T君:
ごめんね~
こうちゃんのナポリタン、マッシュルームだらけになっちゃったね🤣
僕:
もぉ~ マッシュルーム、美味しいのに(笑)
ハンバーグがのったナポリタン、「ナポバーグ」。
とっても美味しかったです😋
食後のコーヒーもゆっくり飲んで、色んな話もできました。
帰りは、仙台駅まで送ってもらいました。
S.T君:
次、いつ仙台に来る?
僕:
多分、8月にも来ると思うけど、その時は試験で来るから…
遊びで来るのは、また来年の今頃になるかな…
3月に、こうせつが仙台でライブやってくれることが多いから、その時に合わせて来る感じかな!
S.T君:
わかった!
次来た時はどこ行く?
僕:
松島は…ちょっと遠いよねぇ…
S.T君:
あー!松島!
いや、今日とあまり変わらないかな!
松島、久しく行ってないから、松島もあり!(笑)
僕:
じゃ~松島だね!😁
S.T君:
また仙台来るときは連絡ちょうだいね!😊
僕:
わかった!
今日はありがとうね!😊
またね!
夕方、仙台駅でS.T君と 「またね!👋」 でした。
こうやって、学生時代の仲良い友達と過ごすと、不思議と「また明日から頑張ろう!」という気持ちになれます。
やっぱり、友達は大切です。
ありがとう😊
帰りの新幹線の時間まで、仙台駅でお土産を買って…
〈仙台〉
東北新幹線「やまびこ218号」東京行
楽しかった仙台とお別れです。
〈東北新幹線〉
夕飯は、車内で弁当を食べることにしました。
肉のいとう 「肉厚 牛タン」
仙台駅の弁当屋で見つけて、買ってしまいました。
2日連チャンで牛タンですが…まあ、いいでしょう!(笑)
2日間の宮城旅。
コンサートをきっかけに、大変充実した時間を過ごすことができました。
コンサートのMCで、こうせつさんは震災について触れませんでしたが、東北の被災地へ向けての想いを持って、ステージに立たれていたと思います。
僕は、そう感じました。
そして、コンサートに来られた、こうせつファンの皆様も、それぞれが東北への想いを持って、コンサートを楽しまれたのだと思います。
東日本大震災から13年、復興は進んでいますが、震災が終わった訳ではない。
まだまだ、これから日本がやるべきことはあります。
でも、自分達が個人でできることは限られている。
被災された方々の想いを、自分達が理解したくても、それは難しいものがある。
地震や津波で故郷の姿が変わってしまったり、原発事故で故郷を失ってしまったり…
自分の大切な故郷や身近な人を失ってしまった心の痛みは、到底計り知れない。
被災された方にしか分からない想いがあると思います。
それを周りの自分達が100%理解することは難しいし、不可能だと思う。
でも、被災地や被災された方に、 寄り添うこと、想いを寄せ続けることはできると思います。
被災地を訪れて、その街の美味しいものを食べる。
その街の特産物をお土産として買う。
食べて美味しかったら、仕込んでくれた地元の人に「美味しかったよ」と言葉で伝える。
その街に「ありがとう」感謝の気持ちをもつ。
震災があったことを忘れない。
今も故郷に帰れない人がいることを忘れない。
自分達が個人でできることは限られているけど、できることは沢山あると思います。
それを東北の被災地を想って、実行する。
これが『丸い心が 丸い地球を 丸く走って 待つ人のもとへ届けられる』ということ、なのだと思います😊
~ 愛よ急げ! 想いよ届け! ~
-終-