皆様、こんにちは。

いつも、当ブログにお越しいただき、ありがとうございます😊

前回の南東北への鉄道旅記続編でございます。

今回は、有名と言えば有名、でも、そう簡単に行くことはできない、食べられないものを目がけて1人旅します。

では、出発~

 

 

~2022年5月22日~

2日目、AM5:00起床。

乗り鉄の朝は早いのがお決まり😊

半分寝ぼけながら、前日のうちに買っておいたおにぎりを食べ、色々支度をして…

出発まで、ボケーっとテレビ見ながらコーヒー飲んで…

 

〈山形〉

2日目、山形からスタートです。

まずは、今まで乗りたくても、乗る機会に恵まれなかった左沢線!笑

山形発 7:02(始発列車です…笑笑)左沢行に乗車。

 

〈山形〉

左沢線は、山形から寒河江を通って左沢までを結びます。

山形県寒河江市と言えば、やっぱりフルーツが思い浮かびますね。

ということで、左沢線は「フルーツライン」という愛称が付いてます😁

 

キハ101に乗車し、終点の左沢へ向けて出発!

 

〈左沢線〉

山形-寒河江は、1時間に1本程度運行されており、利用客もそこそこいます。

それに対し、寒河江-左沢は本数が減り、利用客も一気に減ります(笑)

寒河江を出ると御覧の通り😅

地元の学生が主に利用するので、車内はオールロングシートです。

見るからにフカフカな座席、想像通りの座り心地で気持ち良くなってしまいます(笑)

 

 

 

〈左沢〉

左沢線の終点、左沢に到着。

山形から約50分程です。

「左沢」と書いて、「あてらざわ」と読みます(笑)

 

〈左沢〉

本数の少ない左沢線。

待ち時間退屈しないよう、駅の中に図書があります。

なんか、ほっこり😊

 

〈左沢〉

そして、Nゲージも展示されています。

山形エリアで活躍している車両、かつて活躍していた車両達です。

いや~見ていて飽きません(笑)

 

〈左沢〉

2階が待合室になっており、美味しいコーヒーも飲めます。

1時間、全く退屈しませんでした。

地元の方々、ありがとうございます😊

 

〈左沢〉

左沢線は「盲腸線」ですので、終点まで来たら、来た道を引き返すしかありません。

山形行に乗って戻ります。

 

〈寒河江〉

せっかくなので、下車してみました。

駅名標、凝ってます。

 

そもそも、左沢線というローカル線を知ったきっかけ…

実は、小学校の給食に出た「さくらんぼゼリー」です(笑)

なぜか、昔から生産地を見る習慣がありまして…😅

給食に出た「さくらんぼゼリー」に入っている、さくらんぼの生産地に「山形県寒河江市」と書かれていたのでした。

そこで、「寒河江ってどこ?」と疑問になり、地図帳を開いて探すと左沢線の停車駅であることが分かったという訳です。

そんなことを、さくらんぼ型の駅名標を見て、ふと思い出したのでした…

 

寒河江には、左沢線の車両基地もあり、主要駅となっています。

利用客も多いようです。

 

〈山形〉

これにて、左沢線全区間完乗です。

寒河江から山形行の列車が、立ち客が出るほどの混雑で、オールロングシートを採用した意味が分かりました。

 

〈山形〉

今度は、奥羽本線を南下します。

719系 米沢行に乗車。

 

〈奥羽本線〉

いつも仙台で飲む「ずんだシェイク」、山形駅でも買えました(笑)

 

 

〈米沢〉

奥羽本線 庭坂行に乗り換えます。

本来は福島行ですが、山形新幹線の福島駅アプローチ線工事のため、庭坂止まりに変更されていました。

 

 

そして、目的地である秘境駅に到着。

 

 

〈峠〉

奥羽本線で板谷峠を越える度、降りたかった秘境駅。

念願叶って、峠駅で下車することができました。

 

 

「ちぃからぁ~~~~もちぃ~~~~~~~」

 

力餅の売り子さんの低い声が、スノーシェルターに覆われた駅の中に響き渡ります。

この光景よ、いつまでも残ってくれ…

 

〈峠〉

駅名は、たった漢字一文字。

とても分かりやすい、そして、そのシンプルさがこの駅をよく表現している。

まさに、『峠』である…

 

〈峠〉

峠駅を発着する列車は、上下各6本のみ。

 

〈峠〉

ちょうど良いタイミングで山形新幹線「つばさ」が通過して行きました。

実はこの駅、1日数本の普通列車だけではなく、山形新幹線も通過します。

むしろ、山形新幹線の方が多く通ります(笑)

奥羽本線の線路を走っている訳ですので…

 

〈峠〉

構内踏切です。

何とも言えない、不気味な警報音が鳴ります。

 

〈峠〉

 

〈峠〉

かつてのスイッチバック時代の名残が至る箇所に残っています。

この線路も当時のものです。

EF71形電気機関車が50系客車を牽いて走った線路ですね。

 

鉄道ファンではかなり有名ですが、ここ奥羽本線の米沢-福島はかなりの難所。

米沢…大沢-峠-板谷-赤岩(現:廃止)…福島

この太文字4駅は、かつて連続してスイッチバック駅だったのです。

それほど、急勾配が続き、難所区間であったということです。

 

スイッチバックとは…

鉄道で急勾配を上るために作られた仕組みであり、急斜面にジグザグ状に線路を敷いて勾配を緩和し、列車を進行・退行しながら坂を登っていく方式のこと。

 

 

〈峠〉

駅の入口です。

 

〈峠〉

ボロボロのスノーシェルターや架線柱から、かつてはここに線路があったことが分かります。

スイッチバック時代の峠駅は、現在の場所ではなく、こちら側に引き込んだ場所にありました。

当時は、急勾配の途中に列車を停車させることができなかったため、本線から平地に引き込んだ場所に駅を設置していた訳です。

 

〈峠の茶屋 最上屋(創業 明治27年)〉

峠駅の名物「峠の力餅」を製造販売しています。

以前から、ここで食事をしてみたかったのです。

やっと来れた…

 

 

〈峠の茶屋 最上屋〉

5種のお餅(納豆・粒あん・くるみ・ごま・ずんだ)と雑煮セットを注文。

お新香も付いてきました😊

本当に…本当に美味しかった。

やっと、やっと、最上屋で食べることができました。

感無量です。

 

食事中、ずっと奥の方から…

 

ドスン!ドスン!ドスン!ドスン!…

 

一瞬、何の音だ?と思いました。

そう、ここは餅屋。

お餅をつく音です。

 

食事が終わり、お会計の際に少し餅屋のお母さんとお話することができました。

 

僕:

ご馳走様でした。

美味しかったです😊

 

お母さん:

わざわざ、こんなところまで、ありがとうございました😊

 

僕:

以前から、ずっと来たかったんです。

本当すごいところですね…

 

お母さん:

そうですか😊

ここは、車で来る人も冷や冷や、鉄路で来る人も一苦労。

皆さん、大変な思いをされながらいらっしゃいます(笑)

 

僕:

また来ます。

ありがとうございました😊

 

お母さん:

こんなところまで、ありがとうございました😊

 

 

 

駅まで歩いてる最中も、茶屋の方から…

ドスン!ドスン!ドスン!…

 

餅つきの音が山々に響きます。

 

〈峠〉

 

〈峠〉

ホームの待合室に「駅ノート」を発見。

自分が峠駅に降り立った証を記しました。

 

 

〈峠〉

奥羽本線 米沢行に乗車。

大変名残惜しいですが、峠駅を後にします。

なぜ栃木に帰るのに、福島行に乗らないのか?

上りの福島行が当分来ないのです😅

一度、米沢まで戻り、そこから山形新幹線で帰ろうということです(笑)

 

〈奥羽本線〉

しっかりお土産も買いました。

ホームの立ち売りでは、これを売ってます。

 

〈米沢〉

再び、米沢に戻ってきました。

米沢-福島の板谷峠区間は、この719系が運用に就いています。

 

〈米沢〉

帰りの新幹線が入ってきました。

先述の通り、山形新幹線は新幹線と名乗っていますが、在来線の奥羽本線を走行します。

そのため、奥羽本線内では普通列車と同じホームから発着するため、719系との並びが見られます。

 

〈米沢〉

山形新幹線「つばさ154号」東京行に乗車。

今度は、「つばさ」の車内から峠駅を見届け、栃木へ帰ります。

 

〈宇都宮〉

福島にて、仙台から来た「やまびこ154号」と連結し、東北新幹線に入ります。

米沢→宇都宮まで、約1時間15分程。

あっという間に着きました(笑)

 

 

 

 

峠駅で買った「峠の力餅」。

帰宅後、早速、お土産を家族と分けて味わい、旅が終わりました。

 

 

 

 

 

 

 

~ ここで出会ったもの 全てが旅の一部である。 ~

 

 

-終-